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定期的に売れていく当店オススメタイヤ「MASSAシリーズ」が23C、26Cともに再入荷しました。
MASSAといえば、そうです、三船雅彦さん。三船さんが自分で使う目的をベースに、現在販売しているタイヤの”スキ間”を狙ってリリースしているのがこのシリーズ。
ロード用タイヤの多くはレース用がメインになり、中間価格層はそれのデチューン版が多いので耐パンク性が下がってしまったり、コンパウンドが硬かったり、帯に短し…というものが多く、低価格帯はゴム厚がありすぎたりして硬くて乗ってられないほど不快なものばかり。だから、結局はレースタイヤから選ばざるを得ないというメーカーも多くあります。
しかし、あくまでもロードは速く走るためのもの。それをベースにしてもブルベなど長時間ライドで大切な乗り心地を出来るだけ犠牲にせず、耐パンク性も上げつつ…というおいしいどこ取りタイヤになっています。
「そうは言っても硬かったりするんじゃないか?」と乗ってみたらびっくり。トレッドパターンのおかげもあり、決して硬さは感じません。
2601Tは名前通りの26C。昨今のトレンドを先取りした太めタイヤです。ベースは同じなのですが、乗った感じはより安定感だけではなく快適性も上がっている感じです。実はこのタイヤ、某社のブルベ用タイヤよりも分厚く重たいので耐久性は抜群。それでも、270グラムに抑えていますので、いつものライドにも十分楽しめるタイヤです。実際、太さがもたらす安定感はかなりのもの。ハンドリングはややダル方向になりますが、やたらに剛性が強調され、なおかつ軽量な最近のロードバイクに扱いやすさをプラスしてくれるでしょう。タイヤ表面の傷つきにくさにも定評がありますよ。
2301Tは230グラムと1世代前の軽量タイヤと言えますが、パナレーサーのTypeD EVO2をベースにした耐久性はその限りではなく、レースでカリカリにという方以外では不満を言われる事も無いのではないかと思いますよ。
比較するならば、コンチネンタルの4SEASONの23Cと25Cあたりがライバル?になるのかと思います。ブラックチリコンパウンドの方がゴムが発揮するグリップ力は高いと思いますが、安定感という意味ではMASSAの方が上だと感じます。MASSAタイヤの走行感はキュッとグリップするのではなく、良い感じに逃がしている感触。でも、ズレずれでは無いし、重たい感じもしません。とても良い塩梅。レースタイヤをベースにした4SEASONとの違いはそこだと思います。僕はコンパウンドで発生させるグリップでキュイ〜ンとコーナーリングするより、タイヤ全体でチューブラー的に力をいなしながらコーナーリングする方が好きですので、MASSAシリーズをオススメしています。
タイヤは低コストで自転車に大きな変化を与えてくれるパーツであることはご存知の通り。また、価格に対しての軽さばかりが評価されるのもご存知の通り。しかし、大事なのは軽さばかりではなく、良いタイヤへの評価軸は目的によって違うだろうと思います。
ぜひ一度使ってみて下さい。
詳しい評価をお知りになりたい方はぜひ店頭でお聞き下さい。
MASSA 2301T、2601T
5250円(5%税込)
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