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初日はチャレンジマヨルカという4日間に渡ってマヨルカ島で行われるワンデイレースの最終日を観戦するツアーからスタート。
朝食前の早朝からホテル前に整列したチームカーやメカニックバスでは、スタッフがせっせと準備を始めていました。
実質的にはプレシーズンということもあり、緊張感はほどほどのにこやかな雰囲気ですが、とはいえレースですから選手たちはスタッフとのミーティングを繰り返します。
ランプレメリダのチームバスに乗り込むことができ、後席にはその日選手が食べる補給食を発見。嘘がしく準備をする中で、VIPツアーの我々を邪魔とも言わずもてなしてくれたチームと選手に感謝。選手もチームも、MERIDAがあってレースで動くことが出来ることは重々承知の上ですから、むしろ「悪いな」と思ってしまいますね。ホントに申し訳ないですw
スタートはホテルがあるマヨルカ島の北のてっぺんにある海岸沿いから陸地に入ったムロという小さな町。そこから時計回りに山岳を通過し、ポートアルクディアという港町へゴールする約160キロ。
2級山岳もある160キロのコースだったのですが、選手の移動速度はとても速く、我々が山岳ポイント手前にバスで到着する頃にはもう選手は目の前。登っているとは思えない速度で通過!速い!
その後はゴール付近で観戦したのですが、全く分からないスペイン語での実況はさっぱり分からず…、最後のゴール前スプリントを迎える集団をじっと待ちました。
残念ながら勝利を狙っていたランプレメリダのサッシャ・モドロ選手は優勝を逃したものの、魔の前を通過する迫力には圧倒されました。
まあ実際にはレースそのものより、その為の準備であったり、日本では見ることが出来ない姿に目を奪われる時間の方が多かったですね。作業が手早いことは当然なのですが、多くの人が関わって進んでいくロードレースという大きな生き物を眺めているような感じです。
スタート前には町一番の広場を使って、例の通りに出走サインが行われました。ヘルメットとサングラスを被ってしまうと選手の区別はつきにくいのですが、ランプレメリダの選手はわかりましたよw
今年のチームジャージはかっこいいですね。濃いめの色でパキッとしましたし、フューシャカラーのテイストも変わって、面積が減ったことでむしろ目立つようになりました。
まだまだ加入したばかりのルイコスタや契約して2週間しか経ってないクリス・ホーナーはレースを作るという感じではなさそうで、主にはイタリア人選手が動いている現状ですが、この日までにすでに複数の勝利を挙げています。昨日もサッシャ・モドロがさらに勝利を重ねたニュースが入っていますので、今年は昨年以上の成績が期待できそうです。
しかしまぁ、スタート前のサインを済ませた選手へ地元の子供たちのサイン攻めが終始すさまじかったですよ。幼稚園や小学校から先生と一緒に見に来ていて、広場に座ってお菓子を食べたり、サインをもらったりと大忙し。一番人気はプロツアー選手ではなく、地元から招待された地元出身の選手たち。いいですねぇ、「オレはこんなにもらったぜ!」と目を輝かせて走り回る子供たちの中から次の選手が産まれるんでしょうね。