この記事は約 3 分くらいで読めます
シマノXTRがモデルチェンジ 待望の11速化、より幅広いライドスタイルに対応(cyclowired.jp)
世界初公開!M9000 XTR完全レポート Vol.1(bikejounal.jp)
色々な反応が見られますね。
「XTRでもシングルでたね」
「9速で十分だから、1×9でもいい」
「デザインが好き/嫌い」
「シマノらしい良い製品」
などなど。
現行機種のDYNA-SYS、そして今回のリズムステップデザインへ続く系譜。
フロントシングルの話が出てきた時、私が気にしていたのはDYNA-SYSを同進化させるのか?…ということ。複数枚のフロントチェーンリングにおいて、より一体感のあるスムーズなシフティングを目指したDYNA-SYS。
まずはそのDYNA-SYSからお勉強しましょう。
シマノオフィシャルウェブサイトのDYNA-SYS解説ページはこちら
簡単に言ってしまうと、操作する際のストレスを減らし、なおかつチェーンテンションを上げてトラクションの掛かりをよくするというすばらしい機能。これがあるかないかでMTBは全く違う乗り物になったと、私は思っています。
リズムステップデザインは変速をライダーのケイデンス均一化に焦点を当て、11-13-15-17-19-21-24-27-31-35-40Tという細かなクロスレシオ化によって一定負荷を保てるというもの
1×11同士の比較
フロントをシングル化してしまう場合、従来のワイドレンジを実現しようと思うとスムーズではなくなります。それゆえ、シマノは11-40という小刻みなカセットを採用しています。SRAMでは10-42というワイドレンジをカバーするカセットにしましたので、歯数差はあるものの様々なコースにも対応できるシステムになっています。ただ、42というギアを40くらいに抑えても…という話は以前からありましたし、トップの10Tをどこで使うか?というと11-40というカセットは理想的ではあると思います。XX1にM9000のカセットを使う人は現れそうですね。
それにしても、チェーンリングはめちゃくちゃコスト掛かってそうですねー!(笑)
シングル用ラインアップは30、32、34、36というビッグギア!マジですか…私にはロー側40だと30しか無理そうです。32はトップスピードが出るコースと舗装路用ですかね。XCだと34以上はトッププロの世界。
つまり、ノービスライダーがM9000のフロントシングルを使うのはむずかしいのでは?と思うと同時に、やはりそのクラスのライダーにはダブルが最適だとシマノは考えているんだと思います。
それゆえ、ダブルでは34-24がラインアップされたのでしょうね。
チェーンはロードとMTB共用
共用なんですね。CN-9000が無くなるって事ですかね?それとも今回のCN-HG900-11とは単にA互換ということなのか。現行ではHG-Xというねじれにも強いロードとは違う設計のチェーンを使っていますけど、実はここが一番気になっていたりします。
クランクアームが共用
フロントが3枚でも2枚でもシングルでも、アームは共用のようですね。トレイル用でもトリプルを買う人は少ないと思いますので、基本的にはダブルがM9000のメインになるでしょう。シングルの場合にはSAINTと同様にアームとリングは別売りになるそうです。
やはりフロントシングル化がトレンドなので
その中でどうやって勝負できるか…でしょうね。いや、まずはこの微妙なデザインのクランクアームが受け入れられるか?ということが問題かも知れません(笑)
いや、でも
シングルとか11速に目が行きがちですが。
ごく普通の正常進化だと思います。冷静に見極めると、「あぁ、XTRだね」と。
ウルトラスムーズなフロント変速とともに、クロスレシオを極めた11速スプロケット、そして変態的なクランクアームと構造。シマノらしさ満載じゃないですか?
Hideyuki Omi liked this on Facebook.
Tadahiko Suga liked this on Facebook.
Takeshi Hisayuki liked this on Facebook.