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今回当店に入荷しましたのは150ミリストロークのモデル。
DT SWISS XMM150 27.5
85000円(税別)
DTのサスペンションフォークは2006年にイギリスのPACEを買収したところから始まりました。PACEは軽量カーボン製サスペンションフォークとして有名でしたが、軽さ以外は特に良いところなし(笑)…ということで、軽量フォークブームが終わるとともに下火に。
それを買い取り、サスペンションフォークへと進出しました。
これまでのDTはPACEほどではないけれど、それに負けないほどの軽さを売りにしたメーカーでしたから、FOXとROCKSHOXの2大メーカー時代となった現在まではやはり動きの質が重視されていますので、DTは「軽いけど…」と少し”変わり種”的なポジションでした。
しかし2014年モデルになり、DTのフォークは変わっています。
2014年のDTフォークの売りはおおよそこの3つです。
ローアーレッグがマグネシウム製の一体構造となり剛性アップ。ダンパー側もシングルショット2ダンパーになり、調整機構を省略した為にメンテナンス性を劇的に向上させています。また、スプリング側にはNCS(ネガティブコイルスプリング)という機構を追加し、小さな凹凸に対する反応を上げ、スムーズに行うように改良しました。
海外ウェブサイトでのレビューでも高評価をたたき出し、今後のフォークマーケットでは注目される存在になりそうですし、XCワールドカップレーシングシーンでも、シリーズチャンピオン&世界チャンピオンを獲得したニノ・シューターが使用し続けており、海外での注目度合いも増えているようです。
DTはこれまでの軽量を売りにする方針を継続しつつも、それをやや弱めることによって、それと引き替えにシンプルでメンテナンス性が高く、動作もスムーズなフォークメーカーになってきています。
ご興味のある方は是非見に来て下さい。
お待ちしております。
DT Swiss XMM 150 Single Shot II suspension fork review(bikerader.com)
上記レビューの翻訳はこちら
「ダンパーとシャシーシステムを新しいXMMではごちゃごちゃした機能を無くし、シンプル・イズ・ザ・ベストの概念を実現した。新しい1ピースインジェクションのマグネシウム製ローアーレッグは蜘蛛の巣のように入り組んでいるリア・マウント・アーチとラチェットハンドルRWSアクスル用の15mm ドロップアウトが軽くなっている。テーパー/ 32mmレッグのこのモデルは中級トラベルフォークとしてはすごく軽い仕上がりになっている。実際に乗り、操作することでこのすごさを実感できる。また、説明書・保証書には 最大制動力(数値)として、210mmローターが使用できることになっている。
Single Shot 2ダンパーはリバウンドアジャスターとロックアウトレバーの無駄を極限まで省いたが、この DT SWISS のフォークは今まで使ったもの中で最高であった。NCS(ネガティブコイルスプリング)とは小さなバンプ(デッパリ)の反応がスムーズでありながら、しっかりとしたグリップ感を感じることができ、より心地よい前進動作(以前はがちがちな直線状動作であった)により、険しいコーナリングやブレーキングでも常に一定のライドハイトを保つことができる。
衝突や大きな・高い障害物から飛び降りてもバインドやスパイク問題は特に起こらなかった。値段も少々張るが、製品の完成度からすると納得できるはずだ。2014はこの軽量トレイルフォークが注目されるだろう。」
対抗になるフォークよりも劇的に軽い1.57キロ!インナーは32ミリ。
左側がエアサイド。DTのバルブキャップは先がとがっていて、キャップを逆さにしてエアを抜きやすいようにしています。
右レッグがダンパーサイド。ロックアウトレバーとリバウンドダイアルが上に重なって付いているので調整がしやすいのが特徴。ボトム側にはダイアルはありません。
アクスルは15ミリスルーアクスルを採用。レバーはDT純正のRWSアクスル。
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