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土曜日と日曜日は、恒例クラブイベント。栃木県内から裏磐梯へのロングライドとなっています。コースは自由。怪我がなく、夕飯の時間までに宿に到着すれば良し。とはいえ、みんな同じコースを走っているんですがw
今回は直前でロードを訳あって失ったOさんがMTBで行くと言い出したので、それに乗っかる私とKさん。ただただ舗装路をMTBで走るだけじゃ、おもしろみが足りないのではないかと思って、磐梯町から裏磐梯までは山中を進むルートを作成。ロードはゴールドラインを上ります。
さて、山の中は通ったことがないルートです。地形図や山地図で何度か確認し、行けるだろうと推測。ネット上の情報でも検索して、想像。
がしかし、今回のルートはそれを裏切る大冒険。
檜原湖畔の道路には明るい内に出たいなと思っていた。それはかなえることが出来たけれど、道中休み無く動き続けたのにはホトホト疲れました。自転車に乗って走ることが出来る区間も結構荒れていて、スピードが上がらない場合には余計に時間を食ってしまうが、危険度を注意深く計りながらチャレンジしつつ、出来るだけ楽しんで走れるようにしました。
ゴールドライン入り口から栄川酒造手前の林道を入るとまもなく、厩岳山登山道。そこを進む、厩岳山山頂(1261m)まで最初はゆっくり林道を進むが、次第に狭くなり、斜度も急な箇所が出てくる。厩岳山神社から山頂まではロープ場の急登。ここまでで1名メカトラ、もう一名が自主リタイヤにより、ここから先は一人で進むことに。
山頂からは猪苗代湖と磐梯山と雄国沼を一辺に見渡すことが出来るすばらしさ。しかし、ほっとしている暇はなく、下っていく。ここまでの乗車率はほんのわずか。林道の入り口からここまで2時間15分。
5分ほど自転車で下ると、猫石への分岐。左へ行くと短いオフロードのあとで舗装路に出て平和に走ることが出来そうだが、ここは右へチャレンジ。いざ猫石へ。
猫石(1335m)まで山地図では15分となっているが、10分で歩く。そう、乗ってないです。乗れないからw
猫石からの展望はまたすばらしい。だが安心は出来ない、上ってくるときに急だったのだから、帰りも急なのだw
ほぼ投げるように自転車だけ下ろして、そのあとで自分が下りたり、そんなことしないとダメな状態。なぜって、道が登山道ではなかったのです。でかい岩がごろごろしている枯れ沢、これを登山道として記しているようだった。大雨の時は流れるんでしょうね、きっと。ぬめっているとことがたくさんあったので。こんなところを約30分ばかり押したり、担いだりしながら前進。傾斜も緩くなり、乗れる場所が増えてくる。この日はじめて、気持ちよく乗れた!と思っていると、道は開けて雄国沼へ到着。
雄国沼、標高は1000mを越えているし、夏の終わりで時間は夕方、当然誰もいない。自然と自分だけの贅沢な時間だーなんて止まって気持ち良さを味わっていたが、急がねば…
せせらぎ探勝路を進み、檜原湖まで出る予定だ。日没まであと1時間。登山道を走っているんだけど、この時期・時間・方向を鑑みて、登山者がいないであろうと事は推測通りだ。
最初はガレていて乗れない区間も多いが、傾斜が緩くなると路面も悪くない感じになってきた。30分ほどで湖畔に到着。なんとか日没は免れたが、宿に着く頃には真っ暗だろう。6時には日が落ちる。
この区間で乗れたことでだいぶ満足感が上がった。
今回の旅ではガーミンが大活躍、インストールしたTOPO・登山地図とともに、これがあるだけで記憶と照合しながら安心して前へ進むことが出来た。いやはや、すばらしい。自転車専用にしか作っていないメーカーとはひと味もふた味も違う。
日没の時間ももちろんガーミンで確認。周囲の状況や天候と合わせて予測を立てる。もちろん、紙地図と前もってルートを覚えることは当然必須。
自分にとってはとても良い勉強になり、経験になりました。とにかく、山は楽しい。
MTBで舗装路を60キロ弱走り、林道と山道を550mから1260mまで登山。そのあともう一つ1335mの峰へ渡って、そこから自転車を担いで下り、最後はなんとか乗れたというトータル89キロの旅。
宿へ到着すると、ロード組はすでについており、途中メカトラリタイヤしたKさんはサポートカーのYさんにピックアップしてもらってこちらも帰着済み。あとは、山の途中で引き返したOさん、こちらも車でピックアップしてもらってまもなく宿へ。
というわけで、みんな無事で宿へ到着しました。これが大事。
今回の旅、無謀なようで準備はしております。装備品もそれなりに。
ふー、お疲れ様でございました。
道があるんだけど、見えない。そんなくらい。足で進んでみると、道があることが分かる。
しばらく乗ったり、押したりして進むと、気温が下がってさわやかな天候。風が気持ちよい。
神社脇の水場は完全に枯れている。地図にあったが、こんな事だろうと思った。
ロープが張られているので、もうこのまま朽ちてしまうのであろう
続いて猫石。石と言うにはでかい。もはや岩。この先の道は、この岩の向こうにあるw
沢越えを何度かやった。防水の登山靴がベストチョイスだったようだ。
ここはすばらしかった。自転車でサイクリングする程度が一番良いと思うので、休憩所あたりまで車で来て、よっと走ってみるのは良いと思う。誰もいないのが最高であった。
裏磐梯の湖は磐梯山の噴火で形成された。ここもやはり原発による影響があるらしい、つまりは客が減っていると。いつ来てもすばらしい場所。静かで、きれいで、ほっとする。また来たい。
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