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週末のMTBレースをNINER RLT9で走ったワタクシ。
使ったタイヤはこれ
IRC SERAC CX MUD チューブレス
7128円(税込)
です。
路面はドライで、草、土、ウッドチップといろいろ。コース中の多くに根っこが横切ったり、カットした幹の根元が飛び出ているところもあり、ウェットな箇所は若干滑りやすい。
何度か試走して1.6〜1.9まで試し、1.75〜1.85で決めた。24時間(ずっとではないけど)走っていると、路面状況は毎回変わるので、それに合わせて空気圧も合わせて、乗り方も変えていく。最後には雨が降り出したので、それにも対応する。
毎周回平均ラップに変化を与えないのも、そういった道具の使い方を変えていくことができるから。もちろん、すごく上手いわけでもなく、すごく速いわけでもないけど、平均的な走力とスキル以上は持ち合わせているつもり。
オフロードの場合、道具に何を使うかも大事だけど、どう使うかがとても大事。良いタイヤは誰が履いても、どう使っても、その力を発揮するわけではないのです。
でも、このシラクCX MUD、すばらしいバランスでした。
周回毎に削り取られて深くなるコーナーでもバイクを倒せる安心感は、サイドノブがしっかりと路面に刺さってくれるからでしょう。フロントがしっかりグリップするので、コーナーでも結構無理できました。ノブ一つ一つがしっかり機能します。だから、MTBに乗るライダーと同じくらいの速度で下れました。
ちなみに私は後輪も前輪ローテで装着しました。個人的に前後輪同じタイヤ、同じ回転方向が好み。
こういうシクロクロス用タイヤってあまりないんじゃないかと思います。チューブレスという構造から発揮される性能はもちろんあるのだけど、それに加えて味付けの部分が絶妙。
MTB用のタイヤみたいにある程度タイヤに仕事を預けられる感じなので、滑り出しもなめらかだし、コントロール性も秀逸。32Cという太さにも関わらず、滑りながらコントロールできるのだから、転びにくいし、リカバリーもできる。
今回はこのタイヤのテストでもあったんですが、私はシクロクロスでの常用タイヤの筆頭としてリストアップしました。コースの中で完全なドライは無いのでしょうから、柔らか目の路面であればむしろこのMUDが適正を発揮することが多いんじゃないでしょうか。
秋ヶ瀬は濡れるとヌルヌルになるところもあるので、天候の変化も加味すればこのタイヤでOKだと思います。ドライ用の方が軽いのでしょうが、このMUDでも重たい感じは一切無く、むしろ対応幅が広いので私はこっちが好み。安定感を重視します。
チューブラーが良い良いと一辺倒ではなく、このタイヤを使った方が速く走れる人もいるはずです。それに手持ちのチューブレス対応ホイールで投入コストを安く抑えられる点も特筆すべきでしょう。
チューブレスなのでリム打ちも全然問題なしです。パンクの心配が無くなるだけで、どれだけ走りに集中できるか…。また、上りでのトラクションもすばらしく、ギアさえあればいけると思います。
野田のレースをシクロクロスでエントリーしている方、このタイヤで間違いないと思います。
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