気のせいではないでしょうね

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11Sになってから、HG-X11とロード11Sはチェーンが共用になっているんですが、CN-9000とCN-6800も併売されていて、はてこれはどういうもんだろうか?と思ったりしていました。シマノではよくあることですね、こういう疑問。

HG-X11は10S同様に裏表のあるチェーンなんですが、CN-9000と6800には無いんですよね。

詳しく聞いてみようかと思ったんですが、すっかり忘れてしまいました。

たしか、実質的にはこっちに切り替わっているはずなんですけど、DAとかULTとかロゴ入りの方が良い人がいるだろうという文化がありまして、そっち向けに作り続けているんじゃないですかね。あと、ちょっとだけ安い方が良い人とか。

使ってみるとHG-X11チェーンの方が、裏表があるチェーンの方がスプロケ上でのチェーンの動きが良い気がするんですよね。

気のせいかな?

いや、たぶん気のせいじゃないと思うので、私はこっちをオススメします。

特に、HG-900はヤバい。SIL-TECというフッ素加工をチェーンの外側だけではなく、ローラーにまで施してあって、漕ぎ味がスルスルです(笑

チェーンだけDAにして意味ないと言っていたんですが、これなら体感できます。

ホルメンコールもフッ素を使って撥水や防汚加工をしていますが、このチェーンでも泥付きを防ぐ効果が期待できます。

と、ここまで聞くとKMCなどのフッ素コーティングやストロングライトのチェーンリングでも同様のコーティングを施した製品がありましたが、表面加工に過ぎないのですぐ削れて落ちてしまうんですよね。それもまたそれらの製品を有名にするのに役立ちましたが…

SIL-TECは長持ちします。

というわけで、店頭在庫もこっちに切り替え完了。

心配はフッ素加工すると、オイル馴染みは悪くなるだろうと思うのでそのデメリットがどういう形で出てくるかな?とは思います。それに加えて、900グレードには軽量化を伴いますんで、総合的な耐久性が700グレードと比較して用途によってどうなるか…ですね。チェーンオイルはチェーンの表面についていることにほとんど意味はなく、ローラー部に溜まったオイルが大事なので、長く走るには700の方がよいとのかな?と勝手に考えています。テスト出来ればよいですけど、同条件にするってのは難しいですからね。

電動化&多段化によってライダーが行う変速回数がものすごく増えているので、チェーンに掛かる負担は以前とは比較にならないくらい増しています。多段化してチェーンの寿命が落ちたのは確かですから、早めの交換をしましょう。

ちなみにここであの懐かしの変態動画を持ち出してみましょうか(笑

機械マニアの方はコイツをつまみにワインでも飲みながら、じっくりどうぞ(笑
※埋め込みのまま観ないで、ちゃんとYoutubeに移動して、720pに上げて見てくださいね

リヤ変速を行った時、チェーンの暴れ方やその波がフロントチェーンリングまで伝わる様子を見てみます。新品の9000に比べると、アイアンマン含めて2000キロ以上使った7970は暴れの波が収まりにくいです。やはり2000〜3000キロ乗ったら変速性能が落ちるので交換すべきという言い伝え?は正しかった(笑

フロント方向まで波が伝わってしまうと、それに加えてバイク自体が動けば、その衝撃でチェーンが外れてしまったりするかも知れませんね。

それと電動と機械では変速のさせ方が違うので、チェーンへの負担はやはり機械式の方が少なそうですね。スプロケットの上を滑る様にスムーズに移動するのは機械式ならでは。電動ではより小さいギアに移るときにもチェーンの暴れが大きいようです。

それとシマノの変速性能の良さが分かり易すぎますね(笑

変速中も常にスプロケットの歯ををチェーンが捉えています…

それぞれの味付けは好きですし、面白いコンポーネントで魅力は感じて使いますが、こういう形で変速性能をさらけ出してしまうと、他二つはほぼ論外のレベルですね。両方新品ですけどね(笑

カンパの多段変速したスルスルッとチェーンが滑る感覚は、機械としてはこうやって動いていたんだぁと面白い。

別件、これだけの時間ずっと90回転できれいに回せるオガ選手のすごさ…

元記事はこちら
ハイスピードカメラで映す頂点コンポーネントの変速の瞬間

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あ、CN-7901が一本だけ見つかりましたけど、欲しい方いらっしゃいますか?早い者勝ちです。

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