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上記リンクの記事、サイスポさんのFacebookページの中の記事です。NIPPO・ヴィーニファンティーニ・デローザがIRCの新しいチューブラータイヤをテストしているという文章なのですが、私は間違っていると思います。
写真が精細なので素材感もわかりますが、私たちが知っているIRCのコンパウンドではなさそうです。「IRC製ではないよね?」と写真の時点で疑いますけど、どうなんでしょうね…。そして、全くもって”良いタイヤ”には見えません。
つまり、これテストしてないのだろうと思います。
それを裏付ける様としては、IRCの目的や目標をこれまでの製品リリースやそれについての情報を集めていれば、チューブラータイヤを発売するメーカーではないことは明らかではないか?と。まして、一次ソースに触れられる立場の人であればなおのこと分かるでしょうと思いますが、レーサーが使っているものは全てピックアップしてホットスポットを作りたいというお気持ちばかりが先行した記事ですので、残念です。
日本のチームではなくなって、イタリアンルールにおいて運営しているがゆえ、チューブラーを求められ、やむなく他社生産でまかなったというのが、恐らく正解ではないでしょうか。しかも、練習用のとりあえず的なタイヤ。
本来記事にすべきは、スポットでも良いのでIRCの推しであるチューブレスタイヤを使用しているという内容だろうと思いますし、そのような結果を期待します。
IRC以外のエアシール性能が良くなく、精度も良くないチューブレスタイヤが原因になってチューブレス嫌い&面倒くさいになったあちら側のメカニックに「IRCのチューブレスはいいね、使いやすい」と言わせるのが面白いんじゃないのかな?と思うんですが。
中身をあまり調べず、何グラムだ!とか、カーボンだとか、クロモリがいい何がいいという表面だけの素材論だったりとか、あるいはレーサーが使っているものが正義だとか、結局はスペック重視の視点ばかりを与えていれば、読んでいる側もそうなってしまいますね。フレームが100グラム軽いとホントに速く走れますか?
誰かが使っているとそれは良いものだとか、そもそも目的の違う人が使っているのであれば、同じ物差しでの評価になることはないでしょう。
自転車はじめてしばらくして雑誌を読まなくなる原因というのはこういう所に顕著なのではないですか?全ての視点が競技者目線過ぎます。レースで使うものは正義、使わないものは悪ではないはず。
ショップにいるとこういう情報というのは普通のことなんです。結局、日本のスポーツ自転車業界というのは極端なショップ頼りは依然として変わりありませんね。
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