三船雅彦ライディングスクール開催レポート

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4/29（祝）にプロフェッショナルサイクリストの三船雅彦さんによるライディングスクールを開催しました。

かつてベルギーで8年間プロ選手として活躍された三船雅彦さんに、教えて頂きたかったことは「走る、曲がる、止まる」という基本動作。

基本無しに、応用はなく、基礎のしっかりしていない所へは高く強い建物は建ちません。

三船さんはそのような講習をして頂くのに最適だと考え、京都よりはるばる出張して頂くことになりました。

他の現役・元選手ではダメなんです。当店のお客さんを相手にされることに対しての遠慮であったり、相手が同意してくれるであろう展開に会話を運ぼうと気遣ったり、それが過ぎるとスクールではなく接待。

三船さんはその加減をご存じであると思いますし、言うことは言う、やるべき事はやるべきというハッキリした価値観を維持しておられる数少ないプロだと思っているがゆえです。

また、如何にも軽量で細身のライダーを連れてくれば、二言目には「細いですね」「軽そうですね」と無い物ねだりになってしまうところを、三船さんはしっかりと筋の通った内容と共に体現してくれます。登りは軽いから登れるわけではない、と。

それから日本人の中では飛び抜けたロードレーサーでのライントレース能力を発揮できますので、シクロクロスやパヴェでの走りも可能になります。それもまた基本が出来ているからです。

動きを実際に見せて頂くと、こう言っては何ですが”まるで普通”です。特別な動作はしていない。それがミソでしょう。急制動だからといって極端なフォームは必要ありませんし、派手な動きがすごいわけではありません。

三船さんの動きはひとことで言うと”スムーズ”で”無理がない”ものでした。

今回は当店のお客様10名に参加して頂き、関東ではほとんどない貴重なスクール受講をしていただきました。参加された皆さんは目から鱗で、「明日から自転車に乗るのが楽しくなった」と口々に仰っていました。

またいつか、こんな機会を作れたらと思います。

講師を務めて下さった三船さん、ありがとうございました。