上り下りでメテオハイブリッドをインプレッション

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奥多摩の山の中でメテオハイブリッドの上り下り性能をチェックしてきました。

トータル性能としては大変高いです。アルミだから微振動が…なんてまた言われそうですが、全然気になりません。気にしていないのではなく、気になりません。今回使ったタイヤはMASSA T2601で空気圧は6気圧。安定性重視のチョイス。このタイヤにしてから約1700キロを走行した為、今月いっぱいでチューブレスタイヤに交換予定です。

平坦から見せていた顔としては、安定志向のハンドリングでアンダー傾向でしたから、高速でのコーナーリングではこうなるであろうという動きを予測していたのですが、それよりも外へ膨らむ傾向。ただ、しっかり乗ってあげれば問題ないので、バイクを倒して曲がるということが出来ていれば曲がれるという、真っ当なロードレーサーたる乗り味だと感じました。

ロードでのニュートラル方向はオーバーではなく、アンダー傾向がベターだけど、個人的にはもう少し軽快さがある方が好み。

ダンシングでの振りの速さにもその影響はあって、もう少し軽さがあっても好きだけど、中級レベルくらいのライダーに乗ってもらうにはこの位の方向性が良いだろうとも思う。例えば、某C社(加)のように異常なまでにフロントセンターを詰めると、下りが怖いですね。その代わり登坂時でも急加速が可能でしょうし、ペダリングは急かされる傾向でしょうから、ビギナーには向かないでしょう。そういう意味では、クラシカルなロードレーサーをトレースしたバイクだと言えますし、正常進化型です。オールラウンダーとも言えます。

ちょい乗りしてもわかったフォークの良さ。良いというより、絶品です。ここでは言えないハイスピード域からのブレーキングもジワッとしっかり効く効く。26Cのタイヤが生きた結果でしょうか?ブレーキを離して下っている時には、アルミの突き上げ感があるものの、それは突き上げというより、アルミが形を変えたがらない特性がメイントライアングルに残ってしまうようなフィーリングなので、前後フォークを下から突き上げられるというのとは全く違うもの。メイントライアングルのアルミっぽさをここまで薄めた?バランス感覚には素晴らしいとしか言えません。

登りでのペダリングは軽く感じる部類の自転車ではないものの、粘り強く走れます。この二つは両立が出来ませんから、この方向性であることは正しい選択ですし、これに乗る方が望む形でしょう。今回はホイールがシャマルウルトラでしたけど、ゾンダにすればもう少しソフトに、外周が軽いホイールにすれば軽快さを身につけられると思うので、そこはアレンジが出来る範囲で試してみたいですね。

もっと乗って色々試してみたいバイクです。

フレームセット価格13.5万円。価格以上のバイクであることは間違いありません。サブバイクに、あるいはMTBerのロードバイクにいかがですか?載せ替えも承ります。