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運動中は体の中で日常生活以上の代謝が高速で続きますので多量の水分も必要ですが、同時に塩を取る必要が有ることがわかっています。第二次大戦中、ハーバード大学のジェイムス・ギャンブル博士は運動家が大量に必要とするミネラルは塩であることを示しました。激しい運動をする人間がそれを摂取しない場合、塩欠乏になり、疲労、筋肉痛、痙攣、他の重大な危険状態に陥ります。
汗の中の平均的なナトリウム濃度は1150mg/lです。
激しい運動中1時間あたり約1.5リットルの汗を失う場合、平均的な塩分量を持つ競技者は1時間あたり1700mgものナトリウムを失います。
参考:1g=1000mg
つまり、そのような競技者が運動中に水だけを飲んでいると、ナトリウム欠乏になり、低ナトリウム血症を発症する可能性が高い。
ただし、低ナトリウム血症自体は死につながるほどの大騒ぎではないですが、運動中のパフォーマンスは劇的に低下しますし、何より本人は結構辛いです(笑)
2015年4月1日より、厚生労働省は日本人のナトリウム(食塩相当量)の目標量を男性8.0g/日未満、女性7.0g/日未満に変更します。従来の男性9.0g/日未満、女性7.5g/日未満から男性1.0g、女性0.5g低い基準となりました。
※WHOでは5g未満を推奨しています
運動をよくする、激しくする方に関してはこの限りではありません。このようにしていては全く足りないということです。
症状としては脚攣りが代表的ですが、両足ほぼ同時に攣る場合、ナトリウム欠乏が原因である可能性が高いと思われます。片方ずつであれば、そちらを多く疲労させた可能性が高いでしょう。
理論的に言えば、運動中15-20分毎に240-350mlほどの水を飲まなくてはならないと言われていますが、その人によって必要量は違います。しかしながら、これが5時間、10時間と続く可能性があれば、その総量を摂取することは困難になってきます。まして、失ったナトリウム量すべてを補うことはより困難です。
基本的に長時間のサイクリングやウルトラマラソン、トライアスロンなどでは、失うナトリウム量をすべて補うということができないので、出来るだけ減る量を少なくするようにするということが目標になります。
体重70キロの人が1lの汗をかいた場合、
失われた水分量は体重の1.43%
失われたナトリウム量は1150mg
となります。
この運動を3時間続けますと、3lの汗をかき、
失われた水分量は体重の4.2%
失われたナトリウム量は3450mg
にもなります。
恐らくは立派な脱水状態にあり、またナトリウム欠乏も確認できるでしょうし、あともうちょっとで熱中症完成ですね。
運動後、体重70キロ程度の方であれば1.5キロ以上の体重減少があった場合、水分摂取が足りず脱水と判断されます。また、運動後の排尿時に色が薄く通常と変わらない場合には、水分量は適正な範囲にあると言えますが、濃い色になるほど体液の濃度は濃くなっており、水分量は不足しています。
また、ナトリウムは塩だと言えますが、塩を保持するには水が必要です。体内の水分料が減りますと、保持できるナトリウム量は減ってしまいますから、ナトリウムを補給する際には水分と一緒に摂取することが良いです。例えば、フィルムタイプやタブレットを直接舐めるタイプのナトリウム摂取食品がありますが、水分なしには効果は薄くなります。
さて、ここに代表的なスポーツ飲料に含まれるナトリウム量を記載しておきます。(1000mlあたり)
アクエリアス:400mg
ポカリスウェット:490mg
エネルゲン:490mg
※個人的には人工甘味料と余計なアミノ酸などを含むアクエリアスは運動中にはオススメしません。
最後に
ショッツ エレクトロライトパウダー:880mg
です。
圧倒的ですね。これ500mlに1本溶かした場合ですから、2〜3本を後半に溶くと、上記ドリンク摂取している人間に対してどれだけ有利でしょう。
3本溶くと、500lmボトル一本で1320mgものナトリウムを補給することができますが、これほど濃いドリンクを他の製品では作ることができず、またショッツの場合には味も甘みがとても薄いので摂取可能です。
また、エネルギーを同時摂取したい場合には、エナジージェルを溶かせば、最高のオリジナルドリンクが完成します。
長々と書きましたが、これが「ショッツ エレクトロライトパウダー」が愛される所以であります。
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