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いつもの周回練習に参加。この周回練習は当店からの提案で始めたもので、やる気のあるお客さんを集っては、一人走っているとセーブしてしまう場合が多かったり、無駄に?長い距離を走り過ぎてだらけてしまうことを憂い、スピードアップを目的としてメニューをこなしてもらっています。
ここの所、新しい方が入ったのですが、この時にちゃんと意思疎通して、メニューを重視して協力しあわないと、ただただ追い込むだけになってしまいがち。私はコーチングの経験はありませんので、そこでは練習パートナー同士の協力をお願いすることになります。練習中に関しては、お客さんではなく練習相手ですから厳しい言葉が出ることもあると思いますが、仕方がありません(笑)
練習は追い込むこと自体それが目的ではなく、ちゃんとした目的に対してのアプローチ・手段です。そうなれば、なぜ?いつ?どれくらい?やるかが大事です。
ロードに乗るのが上手くなるには周回練習は大事です。残念ながら、やらずに済むものではないと思います。追い込むだけなら一人でも出来ます。逆に一人で追い込めない人は他の人がいてもプラスに働きません。誰かと走る前に、一人での練習ありき。それなしにはみんなとの差はどんどん開いていくでしょう。
1人よりも複数人になればスピードは上がります。むしろ、上げていきますし、上げられます。上げた状態の負荷をシェアしあって、集団は同じ意志をもって走ります。それが集団走行です。ただただ連なることとは違います。
自分の目の前、右、左、後ろに自転車がいる状況(公道なので別の機会にやります)、これを部分的にでも経験し、接近した場合にやっていいことと悪いことを学びつつ、スピードはレーススピードまで上げていきます。
集団には”乗っけてもらう”という表現があります。たしかにそういうこともあります。しかし、実際には乗っけてもらった車ではなく、その人の目の前にもハンドルがあって、アクセルもブレーキもついています。”乗っけてもらう”場合には、それを操作する意思を集団の意思に沿わせるという意味であって、手を離すということではありません。逆に意思に反してアクセルを踏み込んではしまっては困るわけです。
その上でやってほしいことは、
・TSS150以上の負荷ストレスを与える(場合による)
・接近して走ることを少しずつ覚えたい(スピードアップするごとに不可欠)
・集団意思の中で今何をすべきかを判断できるように(ルーチンで行動しない)
・集団に自らが刺激を与えたい
・最後に垂れて終わることがないように
です。
言うは易し行うは難し。ワタクシもできるわけではなく、目標にしているということです。
これをやる目的はレースに出ることの準備ではありません。
普段から集団の中での身のこなしを身に着けている人は、初見ですぐに分かりますし、逆もまた然り。即興でできた集団の中がそれぞれどういう人達で構成されているのかとか、どのあたりにどういう人がいるのかをスタート前に、あるいはライダースミーティングで、はたまた参加受付中にも見ておくことで、自分にとって優位で安全なイベントにすることができるでしょう。ヒルクライムレースでもスタート位置取りとか、展開とか、意外と大事ですよね。
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