最強のローラー台現る！

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最初に言っておきます、これは買いです。間違いないです。

ELITE（エリート）　VOLANO（ヴォラーノ）　ダイレクトドライブ 　シマノ9/10/11s
価格　56000円（税別）

まだ発売開始していません。入荷時期は年末くらいですから、今からご予約下さい。店頭デモ機設置しますので、静かさとスムーズさを是非体感してくださいね。

前輪を外すタイプのローラー台にばかり注目されがちですが、屋内でのロード専用で考えればこちらの方が優れています。

上位モデルである「TURBO MUIN」のプロモーションムービーがこちら
面白すぎますね（笑）こんな状況に見に覚えのある方も多いのでは？（笑）

これまでも同様のシステムを利用したローラー台はありました。それが「Turbo Muin」です。大変良かったんですが、負荷の設定が高いことと、高価であることがネックでした。7万円以上しますから、良いものだけどちょっと…と二の足を踏みますよね。

ELITEのローラー台はフルードエラストゲルの時もそうでしたけど、高負荷に対応しています。以前、宮澤崇史さんや飯島誠さんに乗ってもらった時（普段はミノウラなので）にも驚いていました。数分でしたけど、割とちゃんと回してもらっただけで「結構きますね、足パンだよー！」ってw

だから、5.9kgから3kgへと小さくなったフライホイールは我々普通の人にはちょうどよいくらいですし、むしろTURBO MUINは重すぎます。

[主な特徴]
■インテグレーテッド・フルード負荷テクノロジーを持つダイレクトトランスミッショントレーナー
「TURBO MUIN」と比べ、内蔵フライホイール重量を5.9kgから3kgに縮小、負荷は下がりますが軽量、省スペースになりました。
■スピードの増加に従って徐々に負荷が増え、スムーズな加速、実走感の高いペダリング感覚を実現
■安定感が高く折りたたみ可能なフレーム構造
■シマノ10/11スピードカセットスプロケットに対応（カセットスプロケットは付属しません）

ダイレクトドライブ式が最も高い実走感を得られます
この手の商品は本当にスムーズな負荷のかかり方をします。この手のというのは、ライバル品が有るんですが、どれもおおよそスムーズです。それと比較してVOLANO（ヴォラーノ）はライバル製品と比較して大変静かですし、値段もそれほど高価ではないでしょう。

負荷のかかり方が大変スムーズでびっくりします。実走しているのと変わらないので、ローラー台に乗り続ける時間が長くなってもストレスを感じにくいです。スプロケットの回転数に応じて負荷が高まるんですが、単純ではなく、フルードとマグネットを併用したシステムゆえ実現できるフィーリングです。低負荷高回転から、高負荷低回転まで色々なトレーンングをすることが可能です。

負荷のかかり方はこんな感じ。

もちろん、音がしないわけではありません。しかし、メチャクチャ静かです。チェーンの音が気になって、オイル挿してしまうでしょう（笑）ELITEのフルード式負荷システムは以前から静粛性ではダントツでしたから、それがダイレクトドライブ式になれば更に静かになるのは当然かも知れませんね。

余談です。

最近ではフレームのリヤセクションに与えるストレスによって、軽量フレームが割れたとかいう話も聞きますが、私は正直に申し上げて”微妙な話だな”と思っています。

例えば、私がオススメしているメリダでは、カーボンの積層を研究し、かなりの耐久テストを行ったうえで、調整し、製品開発を行っています。その上で、2016年にデビューするスクルトゥーラCF-5という軽量フレームに関しては、開発責任者自らが「デリケートだからね」と言っています。つまり、それでやっていいことと悪いことがあるということです。でも、そう簡単には壊れません。

それからもう一つ、メリダの同じカーボン製フレームでもCF-5以外のモデルでは、かなりの強度を持たせていますし、テストもかなり無理なことを相当数繰り返しています。現実にはあり得ない負荷のかかり方で、です。ですから、ちょっとやそっとの負荷では壊れないと思います。

カーボンでは”弱い繊維ほど強い”のです。意味がわかりますか？高い弾性率をもつ繊維のほうが”脆い”んです。それもあって、私は無為にチームモデルだけをオススメしていません。用途によります。

結論としては、ローラー台で壊れたフレームそのものに”理由があった”のではないかということは否定しきれないと思っています。それは設計上のものなのか、個体差なのか、あるいは使用中に起きた事象から衝撃等受けたことなのか、偶然による傷があったのか、分かりませんけれどです。