この記事は約 4 分くらいで読めます
サイクルモードに行ってきましたよ。
どちらも価値ある話が聞けました。メインステージでやったり、多くが集まるトークショーってのはあくまでパンダです。こういうニッチなところが見つけられると面白い。その意味でバイシクル21さんのトークショーは毎年チェックしています。
恐らく、栗村さんとしては西薗選手は競技から離れていた期間にやっていたことが監督さんのリードで、国立大学の予算で行われていたらという希望があって、そんな話を振ったのだろうと思うんですが、実際には学年が進むごとに勉強が忙しくなって辞めていってしまい、4年生になると2人くらいになってしまうという現状。と考えると、やはり競技者としての東大ではなく、サイクルロードレースアナライザーとしての東大自転車部の方が価値がありそうだと感じました。
引退時に言っていた「2014年は一般企業で働きながらではありますが、いくつか面白い企画に携わります」の”面白い企画”とは何だったんでしょう?
”西薗良太が復帰したワケ”について、関係者のみなさんはきっとご存知なのでしょうね。雑誌とかで書かれたりしてますかね?
自転車競技に関わり始めてから今に至るまでを話してくれました。萩原麻由子選手のトークショーから感じられたのは言葉使いの丁寧さ、言葉を選びつつ、ちゃんと伝える能力でした。選手は強くないとと言いますが、確かにそうなんですが、コミュニケーション能力はとても大事だと再認識させられました。海外では余計にそうでしょう。
鹿屋時代に黒川先生から教わった人間としての熟成は今の萩原さんに欠かせないもののようでした。
プロでもアマでも、レースを始めるまでの環境の作り方って実はずっと繋がっていて、レース結果への評価より長期にわたって見られる部分なんですね。特に自転車は主観評価される事がほとんどですから、勝利数やいろいろなデータで評価されない選手は主観的イメージから逃れられないと思われます。アマチュアやホビーでは特にです。3年間で彼女を変えたのはまさしく海外の環境なんですが、こんなに早く順応出来るというのが驚きですね。13年、最初の年で経験した苦労もお話されていましたが、相当大変な思いをされたということでした。
高校当時は、赤いジャージ買ってきてマジックで手書きしてレースに出てたそうです。先輩もそうやっていて、部の予算がないからという先生の指示。だから、機材の揃った鹿屋では伸びた。やる前からサポートがほしい、アレじゃないと、コレがいいと言ってるのは、やっぱり選手ゴッコですね。強い選手は何使っても強いし、逆もまたしかり。海外へ行く前の萩原さんは105搭載車でアジア選手権を勝ちましたし、レモネードベルマーレも今使っている機材は105です。
今年も終わったサイクルモード。
出展ブランドの減少については何年か前から叩かれますし、それを繰り返し言いたいのもわかりますが…、なんというか、来場者のニーズに対して上手く合わせられなかったとも言える気がします。また、ニーズの掘り起こしがイマイチだった気もします。モノが見たい人もいますが、実際には近所の店で買いましょうっていうことになるわけで、あるいはそれらの相関性が分からない方にはそこから教えて差し上げるということでもあって欲しいですね。たくさん見せて、どれでも好きなモノを通販で買いましょうっていうことではなく、「欲しいけど売ってねーじゃん」っていうオチも幸せではありません。
今回は前回以上にスクール・セミナー・イベントが多く、ものを見るよりもすでに自転車に乗っている人が参加されていました。とても良い方向だと思います。
その中では相変わらず、物に関する出店だけになってしまっているブースもありました。説明員?がいてもブラブラしているだけだったり、内輪で話していたり、接客意識が足りないところも多い感じがしました。外国人がいる(外国籍の?)ブースのほうが、彼らは積極的に売り込みに来ますよね。聞かれたことだけ答えればいいと思うのかも知れませんが、何を聞けば良いのか分からない人のほうが多いんですよ。
もし、メーカー単位で出店するなら、各ブランドのトップディーラーも揃っていて、お店同等の接客を行い、どこで買えばいいかも案内でき、試乗もできるというならBtoCでの価値はグンと高まるのではないでしょうか。
試しに何度か聞きました、
「これが欲しくなったんですけど、どこに行けば買えますか?」
と。
Koki Hizawa liked this on Facebook.
Yasuhiro Toyoguchi liked this on Facebook.