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自転車のアンダーウェアは
かいた汗を身体に戻さないこと
が最大の仕事です。
その為に
濡れてもいいから早く乾かす
ことを吸汗速乾とうたっていました。
しかしながら、
それが追いつかないと濡れっぱなし
になってしまうという欠点がありました。
そこで各メーカーはいくつかの対策を練りました。
その内の1つは
ポリプロピレン(PP)を使うこと
です。
通常使われるナイロンと比較し、PPは水を一切吸わないという特性があります。PPで出来ているものとして身近なのはプラスチックです、まさに。コンビニ弁当の容器や蓋などもPPです。あんな見た目と触り心地ゆえ、どうしても着心地が硬くなってしまうという特性があります。製品によってはかなりチクチクします。DRYアンダーウェアに関してはPP100%ですし、着心地も良いメラクロンを独自に使っているのですが、特別な素材を採用しないメーカーはPPにナイロンやポリウレタンを編みこみます。そうすることで着心地を改善し、ポリウレタンによって伸縮性を確保することが一般的です。そうすると、水を吸ってしまいます。
ファイントラックのアプローチは
撥水加工
です。
かなり強固な撥水加工を繊維に施すことで、水分を吸わせないという性能を発揮します。着心地は非常に良いです。PPのようにチクチク、痒くなるなどはなく、大変快適。なお、身体にしっかりとついてくるので、レイヤリングした際にも邪魔になることはありません。激しい動きのアクションスポーツにも対応できます。ミッドレイヤーの中でズレ上がってくることはありません。DRYアンダーウェアはフワフワしているので、ジャージの中でどうにも偏ってしまったりするのが欠点ですね。
さすがは多くの登山者に全幅の信頼をされているだけのことはあります。
今日みたいな日に走ってもサラサラです。自転車アンダーウェアは高いです、とにかく高いです。
ファイントラック
スキンメッシュ ノースリーブ 3780円(税別)
他社と比較してみますととても安いですから、2着3着と買い増ししやすいでしょう。
冬アンダーの下に着れば汗冷え防止、夏は下りで冷えないからオールシーズン使えます。
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