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フレームの内部にモーターを内蔵?
シクロクロス世界選手権で史上初の機材ドーピングが発覚
http://www.cyclowired.jp/news/node/190226
メカニカルドーピングという言葉と噂だけは数年前から流れてはいたものの、実際に行われているという事実はなく、まさかと思っていたわけです。
ところがゾルダーで行われた女子エリートでそれが発覚。ウソでしょ?と思うほどですね、我々の倫理観からすると。ところが、自転車の世界では以前のことも踏まえればまだ普通のことなのか?と疑ってしまいます。クリーンな選手の立場まで危うい。
自国の選手・スタッフがネイス最後の世界選前日に水を差すなんて、信じられませんね。ただ、選手個人の仕業ではじゃないでしょう。自転車では選手は自転車を直接触ることはほぼありません。むしろ、メカニックは触らせないケースも有ります。あるいはメカをいじれる選手は世代によって異なりますが、最近は多くありません。
ベルギーチームが今日のレースでスタートできないくらいが、他のスポーツでは標準的だと思いますが、どうなんでしょうね。
こういうことが起きますと、やったのか?どうなんだ?と急にワイドショーじみて来るわけですが、もはや一件一件にショックを受けていたら、体力がもたないくらいに私は疲弊しているわけですし、もはや感情を動かされることなどなく、ほぼほぼサイクルスポーツについて言えば”真剣に観られなくなっています”。その中でシクロクロスだけクリーンであるとは思いませんが、出ていない以上は観て楽しめたのですが、もはやこれまでか…という感じです。
個人や団体に対して誰の責任かということも大事ですが、今更そこに終止することの無意味さは思い知っています。
アームストロングやブリュイネールという猛毒を解毒してもなお、まだまだ新しい毒素が生み出され、私達が愛するレースを蝕んでいるのですから。
UCIのオフロードマネージャーのコメント
「数年前から新技術の情報を掴んでいたが、今回はじめてそれが存在することを明らかにすることが出来た。そのせいで沢山の人が困惑している。」
Sporzaの記者のコメント
「一周目が終わったころ、UCIはフェムケの自転車を預かり、他の何台かの自転車と一緒にテストを行った。だがすぐにその自転車は隠され、持ち去られてしまったので、UCIはベルギー関係者を呼びつけ、サドルを取り外すと、そこには電気ケーブルがシートチューブの中に見えた。すぐにボトムブラケットを外すように指示。普段であれば難しくない作業ですが、彼らはそれが出来ませんでした。なぜなら、内部にモーターが仕込まれており、クランクはそれと接続されていたからです。」
ベルギー代表チームのマネージャーのコメント
「これは不名誉なことです。私はこのようなことが私たちのチームに起こるだろう想像もしませんでした。なぜ彼女はこれをしたのでしょう?彼女のような若い年齢の選手が、です(まあ、むしろだからやったとも、私は言えますが)。」
ヘットニュースブラット紙に掲載された彼女の父親のコメント
「あの自転車はレース中に使用されていません。」
「あの自転車は彼女が時々一緒に活動していたベルギーチーム関係者が持ってきたものです。彼女はあの自転車をどのレースでも確実に使用していませんし、我々は今回起きた出来事に大変動揺しています。彼女は完全に混乱しています。」
UCIによると、メカニカルドーピングを行った選手には最低6ヶ月のサスペンション、罰金20万スイスフラン、レースは失格が与えられます。同様にしてチームにもサスペンションや約100万スイスフランの罰金が課される可能性があります。
ちなみに、フェムケはラスト一周を残した段階でチェーントラブルによりリタイヤしています。
なお、フェムケ選手の兄はEPOでサスペンド中だという話があります。家族ぐるみでドーパーだと悪者作りに躍起のようです。
RT @bicidimattino: 歴史的な出来事: https://t.co/gfq5KCeBql
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往々にして、選手に罰則を適応するだけのルールを、チームや車連、国にまでの枠を広げていかないと、まだまだ続くでしょう(´Д` )。
枠を広げたからといっても、無くなる可能性は高くなる訳ではないでしょうが(ー ー;)
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