ロシアのメルドニウム問題

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ロシアのメルドニウム問題はかなり広がっているみたいですね。

先日、カーリング世界選手権ではイベント前日に男子の選手が全員入れ替えになったり、バレーボールチームでも同様にあったり、今回はロシアのU18ホッケーチームメンバーのほとんどがメルドニウム陽性となり、直前でU17チームに入れ替えられたようです。

自転車でも女子のトラック選手2名(元世界チャンピオン含む)が陽性でサスペンド。2月にカチューシャのヴォルガノフが同様にメルドニウム陽性で45日間のサスペンドになっているし、ロシア人アスリートはほとんどアウトなんじゃないかと思われてもおかしくないですね。

そして、フィギュアのあのプルシェンコがそれを肯定するようなコメントを出しています。

エフゲニー・プルシェンコ
「メルドニウムはフィギュアスケーターにとってビタミンCのサプリメントみたいなものだが、禁止されたからには拒否しなければならない」(2016/03/08)

「ミルドロナート(メルドニウムを含む薬)は僕たちにとってアスコルビン酸(ビタミンC)のサプリメントのようなものだ。しかし、もしそれが禁止されたとするなら、拒否しなければならない。選手たちは、前進し、降参せずに仕事をせねばならない。僕だって今、『行状のせいで』資格剥奪されている。(ロシアフィギュアスケート連盟前会長)ヴァレンチン・ピセーエフと僕たちが一致出来なかったからだ」

ちなみに、ミルドロナートは軍事目的で作られたのだそうです。冷戦時代のソ連邦防衛産業の製品でまさに極限の環境(戦闘行動のなかで軍人が陥る可能性がある極限状態:身体的、心理的な大きな負荷、酸素不足、高熱や低温等々)における持久力と生存率向上のために製造されているので、当然ながら、持久力が、不可欠の身体的パラメーターであるようなスポーツ種目において、アスリートの成績の改善に資することが出来るということです。

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