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メカドープの件では日々進展があり、毎日新しい情報やニュースが出てきています。
ヴァカンソレイユ所属の現役ベテラン選手ロマン・フェイユは
「チームには最低三人のメカニックがいるし、ホイールは数多ある。私はメカニカルドーピングをすることは”絶対に不可能”だと思う。選手は誰もがそのような環境にいるがゆえ、もし行っていたとしても一度かニ度でだろう。」
この手の言葉を何度聞いたか…、ありえないとか、やる奴は馬鹿だとか。それらの言葉を信じた結果、「結局やってんじゃねーかよ」と何度裏切られたことか。
先月のストラーデ・ビアンケとコッピ・バルタリで7名の選手がモーター使用をしていたという告発をしたニュースを受けて、元世界チャンピオンで現在イタリアレース界のトップに居るパオロ・ベッティーニは
「私はサーマルカメラによる調査をUCIによるタブレットを使って磁気を検知するシステムより信じるに値すると思う。5万ユーロもするこの機材はF1を始めとするモータースポーツでは使われており、実績もあるし、軍事利用もされている。よって20メートル離れた位置からフレームやホイール内部の温度を測ることはできるだろうし、信頼できるはずだ。このような技術があるのならば使用すべきだ。選手たちがキャリアを棒に振る覚悟をしてまでモーターを使用することは理解できない。ジロ・デ・イタリアでもこの機材を使用すべきだろう。」
ここからは私の意見。
ベッティーニは現在のイタリアでアンチ・ドーピングを推し進める人物になっているので、意見を求めたのはそのためだろうと思います。また、イタリア代表監督経験(現役)もあり、無理はないと思います。
また、それを踏まえて、これ以上選手に「やるな」と抑止力を与え、レース界を守っていきたいという力を発揮したいのでしょう。
これには私も賛成です。
ランスのような選手ではない限り、自分から進んで手を出すことは稀で、ほとんどがハミルトンのように追い込まれるのでしょうから。
彼のこの意見によれば、モーターを使っている選手がいること、現在も走っていることは確実なのでしょう。
それはスタッド2による告発映像が物語っており、それを踏まえるとロマン・フェイユの個人的な感想は、いつか聞いたセリフと思わざるを得ませんし、ヴァカンソレイユというどちらかというと怪しかったチームから言うべきではなかったろうと思います。
フレームの内部やハブがあのカメラ映像によると摂氏30度弱になるようなことは、機械的にあり得まえんからね。
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