この記事は約 2 分くらいで読めます
自宅兼店舗の新築にあたって、引っ越しをして見つかったのがこれ。
元祖高級コンパクトカメラ CONTAX T2。
このカメラの割り切りって今の製品づくりに反映させてほしいなぁ。AVモードのみでPモードはなし。AFかMFの選択は可能。MFはインジケータで判断するけど、それが結構面白いし、ちゃんと撮れる。ストロボは矯正、赤目、オフの切り替え可能。露出補正も別ダイアルで操作しやすく、このコンパクトさの中で”画作り”が出来ることが名機と呼ばれる理由でもあった。絞り調整リングはなんと小さなレンズに装備されていて抜群の操作性。今なら液晶とボタンで操作させるだろう。
ボディはチタン、ガラスブロックプリズムのファインダー光学系、シャッターボタンは多結晶サファイアガラス。バブル期の面影を残すスペックで価格は12万円。私が最初に買った自分のカメラ(中古で)。
ゾナー38mmF2.8T*の描写力には当時言葉を失った。
自分が上手くなったと錯覚するほどで、下手な一眼レフで弄るより数段上の作画になった。
T*はTスターと読み、レンズに施されたコーティングを表します。これが決め手です。レンズコーティングはそもそもツァイスの特許技術でした。
レンズの表面は反射が多く、透過率が下がります。多層コーティングすることで、レンズ性能を格段に上げ、フレアの少なく、コントラストが高いレンズを開発しました。
このようなコーティング技術は当店おすすめアイウェアである「NRC」にも施されています。
※もちろんT*ではありません
だからNRCは
「透過率の数字より明るい」
と言われるんですが、それはコントラストが理由だと思っています。
付けすぎても気持ち悪いので、ナチュラルに見せつつ落とさない技術は素晴らしいとしか言えません。なお、常に様々な方向から光が入ってきますし、それは変化しますから、そんな状況変化の中ではレンズコーティングはとても大事でレンズの要とも言えます。
ちゃんと見えるって大事です。
こういう自転車がほしいなと思って、今回組んでもらったのが東洋フレーム。
僕の自転車趣味にはこれまで培った色々な”寄り道”が凝縮されます。
単に”かっこいい”と言っても、その背景やイメージは色々ありますよね。
こういう味は、クールなステッカーを貼っただけじゃ出ないんですよ。ホンモノを作ろうとした人しか出せない味わいだから。
原点回帰
しかしまぁ、私の趣味人生はさんざん寄り道した挙句、最初に買って惚れたツァイスレンズや憧れのリッチーやスタンプジャンパーを作った東洋フレームに戻ってくるんですから、不思議という他ありません…
このカメラやフレームが「おかえり」って言ってくれている、そんな気がしています。
というわけで、フィルムスキャナが欲しくなった私です(笑)
Makoto Shingu liked this on Facebook.
Yoco Saikachi liked this on Facebook.
若い頃にほんまもんにふれたからこそ、その価値が余計にわかるようになってるんでしょうね。加工された味しか食べてこなかったら味盲になるのと同じように思います。やはり蓄積なんでしょうね。
偏った偏屈なオッサンです(笑)
Tadahiko Suga liked this on Facebook.
Tadashi Hirose liked this on Facebook.
Shinji Hisadome liked this on Facebook.
Ryoichi Imai liked this on Facebook.
Takashi Saito liked this on Facebook.
Takayuki Asaka liked this on Facebook.
中島謙 liked this on Facebook.
裕幸冨松 liked this on Facebook.
Ryota Fujimoto liked this on Facebook.
Takayuki Atobe liked this on Facebook.