BHはじめました

この記事は約 3 分くらいで読めます

DSC_0417

スペインの総合自転車ブランド「BH」の取り扱いをはじめました。

BHって何?っていう声と、以前の扱い元がしていたこのメーカーの売り方からあまり良いイメージが無かったメーカーですし、先代のG5が”メチャクチャ硬かった”ので、どうかなぁと思っていたのですが、乗ってみると良かったです。

新しい代理店さんはBH BIKES JAPANとなりました。

実態はコリドーレさんです。そう、あのSARTOを日本に展開し、元NIPPOの選手で、長い間エルネスト・コルナゴから自転車の何たるかを受け継いだ中田真琴さんの会社です。彼がコルナゴを日本で拡めた張本人であり、その事でエルネストから大きな信頼を得ていた人でもあります。ゆえ、エルネストはずっと彼をコリドーレ(選手)として慕い、顔を合わせれば「Ciao! Corridore!!」と呼ばれたそうです。

その中田さんがBHを扱うと聞き、どうにも以前までの量販系イメージとはマッチしなかったわけですが、今回の関西出張の中で実際にお会いして、お話を伺い、その信念に感銘を受けました。

BHを日本で改めて展開するにあたって、それまで前代理店がメインの卸先にしていた量販系店舗の一切をカットし、自転車をちゃんと愛し、ブランドを安売りしない店舗のみへ改めて展開をされることで、BHは日本国内での量販系安売りイメージから、”ちゃんと売るメーカー”へと変貌しようとしています。

その一環として日本国内でも、
 BH SR Suntour(MTB)
 BH ASTIFO(ロード)
 弱虫ペダルシクロクロスチーム(CX)
と強力にアスリートをサポートしています。

特にBH SR Suntourの活躍はめざましく、2016年シーズンインから中原義貴の2勝を含むリザルトは素晴らしい結果となっています。これはBHのバイクの優秀さを表すだけでなく、チームマネージメントと選手育成の成功を意味し、レースやアスリートが好きなエンドユーザーにとっても直接的な支援をすることが出来る構造になっていると思います。機材提供のみという以前の待遇から、オリンピアンと同室で過ごし、親から離れ、独立した選手へと成長した中原義貴は目標であるワールドチームへ向けて前進しています。これまでの数年がなんだったのか?というほどに。

実は、今回ジロを完走した山本元喜へも長年サポートを行ってきており、彼の活躍をまさに縁の下から支えてくださった一人です。彼をNIPPOへ送り込むために作られたのが斑鳩ASTIFOだったのだそうです…

そのような話を聞き、私としても間接的にその活動をサポートしたいという思いもあり、BHを取り扱うということにしました。

BHとは
BHはベスタギ・エルマノスという創業者一家のファミリーネームです。自転車だけではなく、某高級自動車メーカーや某ドイツバイクメーカーの革製シートも製造するなど、グループ企業63社を抱える大企業になりました。スペインで100年以上続き、未だに同族経営を守り、現在4代目。もうじき5代目に受け継がれる予定です。

ブランドはスペインですが、開発は主にアメリカで行われており、生産はもっと優秀な自転車を生産する台湾で行います。

メーカー本国サイドが、前代理店のイメージでいるのかと思っていたのですが、それは全く異なり、BH本国からはとにかくなんでも良いからたくさん売れというオーダーはなく、ブランドを大事にして欲しいと伝えられているということです。

それは私が自分の店で扱い、販売するのに合致します。

とにかく、信頼できる人が扱っていることは、買う側へ及ぼすサービスの質を最も左右します。

イメージって大事とは言いますが、逆にイメージが良いから良いバイクとも言えませんしねぇ…
ブランドイメージが先行するのは良い面と悪い面があります。ことバイク評価に関しては、ブランドイメージが出来るほど正しく評価されない傾向が増します。

というわけで、現在
 G6 Proの試乗車
がお店にありますよ。

まずは乗ってみて、どんな具合かチェックして下さい。見た目はかなり軽そうで、実際軽くて、速そうではあります。最近、荒川でも数を見かけるようになってきたブランドです。

某選手のバイクは昨年も乗せてもらったのですが、私の好みと似てるセッティングなんですよね。マーキングを見ずに好みで合わせたら、なんとピッタリ賞(笑)
DSC_0406

サドルの高さもほぼ一緒(笑)それと、苦しくなった時の身体の傾きも一緒で、だから、余計に感情移入しちゃう(笑)
DSC_0410

9件のコメント

コメントは受け付けていません。