背の小さい人の悩みは小さい人のほうがわかる

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さて、クイズです。この人は背が大きな人でしょうか?小さな人でしょうか?
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タイトル通りです。

背の小さい人の為のサイクリング講座をやりたいくらい、独特のものがあります。自転車は背が大きい方が優位なスポーツなんですが、むしろ小さいほうが優位なスポーツは少ないです。小さいほうが良いという場合には、若年層独自の身体の作りを利用した優位性を発揮する場合が多く、成年期以降に関してはそれほど多くありません。

つまり、小さな体格はハンデであるということです。

まずはフレームサイズ。
悩ましいところですね。10年前なら最も小さなサイズを選べば良かったんですが、数年前からはそればかりではないので、そのメーカーの考え方やラインナップも見極めたいところ。特にどのジャンルとは思いませんが、ロード、MTB、CX、トライアスロンなどそれぞれにポイントはあります。

そもそも、小さなフレームサイズに強いメーカーと弱いメーカーはハッキリとしていますので、諦めと希望の両方を理解していただくことがとても大事です。ですが、オーダー必須ではありません。既成品の中からベストに近いベターを探す作業です。

ちなみに、フレームサイズが大きいからステムを短くすればいい、ステムの角度を下向きにすればいいというのを、私はお勧めしません。サイズ選びに対しての意見を、乗る側のファッション感覚に迎合させる事は乗る側にとって将来の不利益をもたらすと思います。

ポジションについて
フレームサイズ選びから始まってますけど、その後の方がもっと大事です。
えーと、170センチまでくらいの方は同じ発想で良いと思いますけど、ポイントは筋肉の長さが短いので、その柔軟性とポテンシャルを最大限発揮させることです。大きな人が身体を固めて乗っていても、それを真似してはいけません。ハンドルまでの落差もです。

ペダリングについて
ポジションありきのペダリングなのか、はたまた逆なのか。この2つは連動しています。身体が小さい事で生まれるデメリットを理解し、それをどうやって埋めるかなぁ?と考えないといけません。その為には、優先順位を決め、捨てるものを選びます。その結果、あなたの脚質を発見できます。

まとめ
ペダリングやフォームを分かりやすく解説することも出来ますし、詳しく解説することもできます。ただし、分かりやすくすると言うことは、伝えないことを決めることでもあるので、雑誌等のページが限られた情報では伝えていないことがあります。また、一般的なフィッティングサービスでも使えないことを決めないと、パッケージにならないのでそういうものになります。ベテランの方が「フィッティングって結局は要らないんだ」というのはその為です。導入としては必要としてもいいが、経験によってカバーは可能です。それと、大きな人の世界で生まれたものなので、システムには小さな人の特徴を重ねるということはされていないように見えます。

165センチ以下の方からのご相談を男女問わずお待ちしております。
私の身長は165センチ。実感と経験をもって、あなたへのアドバイスをして差し上げます。

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