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ここんところ、山本元喜選手が乗っていたG6 Proに乗せてもらってるんですけど、割と特性がはっきりしていて面白いです。G5の時のような、硬すぎて進まない感じはしません。あたりは意外と柔らかく、縦方向にも衝撃を受容するポテンシャルがあります。ローハイトリムとチューブレスを装備すれば、乗り心地面で文句がある人はいないでしょう。
ペダリングは調度よい感じでトルクがあまり上下しないようにしてあげると進み続けます。そうすれば、限界近い負荷でも維持しやすい傾向があります。しかし、トルク変化を大きくしてしまうと、このフレームの芯の硬さを真に受けてしまいますから、上手に無駄踏みしないようにして上げるスキルは必要です。ただ、そこそこの出力でキープしている限りでは乗りやすく、踏みやすい印象が続きますので、100キロ程度をロングという感じの人なら硬さは感じないと思います。つまり、そこまで無理に踏まないでしょうということです。
ハンドリングはクイックでもダルくでもなく、ニュートラルなので、バイクの上で過ごしやすい印象です。コーナーに入るときに切れ味は有りますが、慣れると思います。ジオメトリにはBB下がりのデータがないのですが、BBは低めだからか(実際に測ったら低めでした)ペダリング時の左右への乱れがバイクの挙動に影響しにくいでしょう。
エアロフレームにも色々ありますが、やや寝気味のシート角と短かすぎないリヤセンター、フロント周りは剛性があってアグレッシブだけどリヤ周りで粘って進み、BBは低めで蛇行しにくいという、なんとまぁコンサバティブな作り。だから、見た目とすぐわぬような意外といい感じがするんですね。
このフレームのヘッドチューブ長は他と比較し10〜15ミリ程度短いため、背が低い人のTTバイクやトライアスロンバイクに適性があると思います。むしろ、斜度の有るヒルクライムレースや修善寺のようなインターバルコースには不向きだと思います。インナーからアウターまで使うような走り方は向いていません。ある程度スピードに乗せてから、アウターでキープするのがあっています。周回練習での掛け合いも人によっては得意ではないでしょう。やるなら、一発で決めて逃げるか、あるいは最後にスプリントで差すかしたいところ。
山本元喜選手の様な逃げを打つ選手にはピッタリな特性だと感じましたし、個人的には好きな自転車です。
彼がこれの次に乗っていたことのあるPROTOSも乗らせてもらったことがありましたが、こちらの方が全然よく出来ていると思います。あれは本当に硬いだけでしたから。
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