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さて、ワールドを観てる方には春クラシックが終わって、アルデンヌが終わって、ジロが終わって、さてツールだって感じですけど、国内ではTOJからのTD熊野経由して全日本選手権が終わりました。
TOJは最高でした。ステージレースを追いかけた、その実感を120%感じました。今思い出してもドキドキします。ワールドカップを日本でやった時、グループステージ3試合追いかけた時に似ている感じ。堺は行きませんでしたが、京都へ行って、飯田へいけなかったけど、東京で迎えて。行けなかったレースは全部生で観戦して。本当に”ステージレースってこういう魅力なのか!”と初めて実体験しました。ツールやジロを何年見ても味わえなかったです。
そして熊野。TOJのことがあったので、ライブ観戦した方も多かったようですね。最後は雨でものすごいレースになりまして、TOJと共に日本人の熱い戦いぶりを感じて感動しましたね。
最後に全日本選手権でも大興奮したかったわけですが、レース中もその後も、その状況やレースの中身をほとんど感じることが出来ず、結果や参加した選手あるいは現地に居た方の声からは良いレースだったと思われるのですが、私にその実感は全くありません。
TTでも勝った西薗良太の振る舞いや周辺で起きたことに対して、やや悪ふざけした写真やテキストで盛り上げて頂いているのは見かけるのですが、その方向性は理解しがたく、レースから一週間ほど経過しようとしてますが、話題はさっさとツールへ行っちゃってますね。
【2016全日本選手権】 6/26(日) 初山翔の優勝、日本最強のチームです。(BRIDGESTONE ANCHOR BLOG)
http://www.anchor-bikes.com/race/blog/2016/06/26_2215.html
アンカーのすべての選手はいい顔していましたが、井上和郎の今にも泣きそうな顔の写真にはグッときます。2014年に表彰台へ上がって「まだ辞められなくなった」と言っていたあの言葉から、何か感じるものがあります。「清水都貴が引退してから、勝ちを狙う選手がいなくなった。自分がそうなるんだ。」という初山翔の言葉。色々なことを想像すると、鳥肌が立ちますが、もっと奥深いストーリーがあるはずで、それを知れないままなんだろうと思うとモヤモヤは深まる一方です。
そして、エースの内間康平を失った後でも攻め続けて勝ち取ったチーム力の勝利を選手は実感し、観ている我々はそのアピールを感じます。先日、外国人選手の使い方についてFacebookに書き込んだんですが、トマとダミアンのベテラン勢を上手に強化と育成に活用している成果がようやく結果になったというところ。某チームUやKのようにスペイン人をササッと連れて来て彼らに勝たせてオシマイってのとは中身が違います。
そう、”成し遂げた”というまさにその瞬間だったでしょう。
Jsports4でやるダイジェストがせめてもの救いですが、やっぱり生でちゃんと見せてくれないと選手に失礼ですね。スポンサーもガッカリです。全日本選手権をちゃんと観られるようになるのはいつのことなんでしょう?JCFに期待するなという声を度々頂くのですが、では諦めましょうとはなれないんです。だって、全日本選手権ですからね。
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