展示会 シマノ編 その1

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これはDi2シフト仕様の油圧ブレーキ対応STIレバー。Di2を使う人は多くはない。良い悪いは目的による。つまり、使わない人もいる。しかし、油圧ディスクはむしろDi2を使わない人にこそ訴求力がある。だから、その辺を聞いてみました。

すると、「機械式でも現行9100同様の握りになるよう考えており、油圧だけど握り心地はがっかりだと言われぬようにしたい」とのこと。”握る部分の幅を同じく”と仰っていたし、現行他機種の例を鑑みると、前方に長くなるのか?と推測していたが、この展示会にすらない実物を使った印象を言うと、全く違和感なし。

あれはまるっきり9100と言われても気づかないレベルでした。6900であれが出ることを想像すると、多分リムブレーキは頭の隅にもなく、どこかへ吹っ飛ぶと想像しやすい。

そして、このDAのディスクは革命的に効く。ちゃんとロードのブレーキらしい粘り感がある。後ろブレーキだけでちゃんと止まる。それを開発担当の方に話したら、「そうでしょう?」とほくそ笑んでおられた。「あれは革命ですよね」と言うと、「レーサーの人は賛否あると思いますけど、一般ライダーには恩恵は多大だと思います」とのこと。

はい、油圧ディスクはDi2など目じゃないくらい、多くの人が享受できるメリットであり、ロードバイクをレーサーという檻から出すチャンスになると思います。当然、下位グレードにも下りてきます。レース現場に必要かどうかと言えば、決して必要ではないと思いますし、最後まで重量が重量が…とネガティブな意見を訴える方はなくならないと思いますが、”一度使ってしまうともう無理”な機材です。

それでもなお、「ディスクには賛否ありますし」と”レース現場の話は除いても”言い続ける人は、このDAを使ってないだけだと思います。

それくらい、これはすごいので早く使って欲しい。

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まあ確かに、噂通りよく出来ていました。私はある情報を掴んでいるので、これに惹かれつつ我慢するつもりではいますけど。今買い換えたい人にはオススメですね。エアロシェル別売りを使えば、これからの寒い季節でも使いやすいですし、フィット感はまんまKABUTO。サイズ選びもまんまKABUTOでOKです。

ただ、シマノセールスはシマノと違うのでそこは分けて考えたほうが良いんですが(SHIMANOとSHIMANO PROも違います)、やることがちょっと節操ない感じではありますね。多くの輸入ヘルメットはKABUTOに対してどう評価されるかを考えるのは一般的ですが、まんまそれのコピーをするっていうのは、ちょっとアレげな感じです。モノは良いし、使って問題ないんですが、これに投資・応援したいかというとそうは思えない感じですね。

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何を今更な感じのDAペダルです。

地味にアップデートされてます。応力のかからない部分を削り、クリートを取り付けるボルトまで中空にし、頭も削り、トコトンやれるところまでやってきてます。

そう、それがデュラエース。シマノの本気はここにしか無いんです。だから、高くない。

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[追伸]
ちなみにシマノのパワーメーターに関してなんですけど、わざわざ使うこと無いんじゃないかと思いますし、それほど売れるという気はしていません。なぜなら、後付じゃないので、クランクの単価が上がり、もしアルテグラに下りてきてもシステムトータルだと結構な価格になるでしょう。恐らく、機械式でも20万程度か、Di2だと30万弱でしょうか。また、メーターヘッド部分の出来栄えも重要で、あるいはそこに対してのサポートも大事です。つまり、トレーニングの過程に対してのサポートですね。ユーザー全体の中でDAを使う人数は少なく、多くはアルテか105。でもその大半はパワーメーターよりDi2を欲するでしょう。つまり、多くのユーザーから見てクランクを買い直すほどのメリットが有るとは思えないということです。パワーメーターの世界では信頼できる人が使っているか、多くのシェアを獲得した製品を使うことがユーザーにとってのトレーニングする上で大きなメリットになります。ですから、私はシマノのパワーメーターより、パイオニアを応援した方がサイクリスト目線ではメリットが多大だと思います。多くのショップでは「遂にシマノからも!」と煽り立てると思いますが、ここは一つ冷静に考えてみて下さい。というマティーノからの意見でした。ではでは…

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