この記事は約 2 分くらいで読めます
自転車で膝を引き上げるときには大腰筋を使いましょうって、言われます。
膝(ふともも)を上げるというより、鼠径部を動かすイメージが大腰筋の発動に近いイメージというと分かりやすいでしょうか?その際、足首の角度は90度がいいです。クランクが180度位置にあるとき、足首の角度が伸びてつま先立ちになってしまうと、これを発動しにくくなります。サドルが高い場合、膝が伸び切ってしまうのは見た通りなんですが、膝を引き上げにくいのはこれに関係します。
なお、膝が開いてしまうとこれまた発動しにくくなりますので、内転筋を少々緊張させて膝を真っ直ぐ上げることで使いやすくなるでしょう。Qファクターが大変大事ですね。Qファクターを縮めると、サドルも上がりますから、より高く膝が上がります。筋肉を収縮・弛緩させる動きが大きくなる方が、大きなパワーが出せます。また、大腰筋は腰を曲げた状態にしますと緩んでしまいます。ゆえ、サドルの上で骨盤を立てて、腰を曲げるということもそれをしにくくなるということですね。
大腰筋を鍛えると、ヒザ下の筋肉へ負担を減らすことが出来ます。また、もう一つ骨盤を屈曲させるのに使える大腿直筋の緊張を緩めることが出来ます。大腿直筋を緩め、踏み込みをスムーズに出来ます。
言うは易しですが(笑)
私の場合、この大腿直筋が常に張った状態になっており、それによって反り腰になりがちです。しかしながら、腰を丸く曲げていた姿勢でのペダリングでは、腰の部分への負担が大きく、腰痛に悩まされていました。今でもものすごく無理をすればどこか痛むことはありますが、腰痛を持病に持つことはなくなりました。なお、普段の生活で腰が痛いということも、風邪を引いたとき以外はありません。腰は丸めるより、多少反り腰になっている方が良いでしょう。
サイクリングをしていてすれ違う多くの人が不思議な姿勢や間違った姿勢でペダリングしているのを、よく見かけます。でも、本人は真剣だったり、必死だったりで、一生懸命乗っています。
しかし、間違った姿勢での努力では自らのポテンシャルを発揮することは難しいでしょう。
今ある時間をムダにするのはもう止めましょう。あと10年、20年と自転車に乗れるでしょうが、来年には一つ年を取ります。つまり、その分衰えます。私は35歳位から急激に衰えを感じました。
「マジでヤバイ」
と思ったのでホンキで考えました。
今頑張れることでも、来年は頑張れないかもしれない、そう考えると、一日も早く姿勢を正し、無理なくスピードアップをし、ポテンシャルを最大限引き出したほうが良いと思います。
ペダリングコーチサービスのご案内
http://www.biciclettadimattino.com/pg89.html
初回は13500円/1時間半〜、2回目以降は1000円/10分でサービスいたします。理想的には約2ヶ月〜3ヶ月おきに成果報告とフォローフィットに来ていただくことをオススメいたします。それを半年、1年ほど続けて頂ければ、徐々に基本的な意識が変わっていくはずです。
フィッティングは一度二度ではなく、継続して話すことが大事です。
Yoshiaki Shirota liked this on Facebook.
Shogo Otsuka liked this on Facebook.
Nakazaki Shuichi liked this on Facebook.
Yoshihiro Tomari liked this on Facebook.