やはりニュースになりますよね

この記事は約 2 分くらいで読めます

ベン・スウィフトのSKYからTJ SPORTSへの移籍はやっぱり、なぜ?と思われていたんですね。普通に考えたらステップダウンですからね。

なるほどねぇ、アシスト=ドメスティークではあるけど、彼はそこに満足できなかったわけですね。いや、それはサイクルロードレースの問題点だと認識していましたけど、日本では”アシストだから当たり前”あるいは”そういう美学”だと決めつけられています。

彼らなしにレースは成立し得ないのですが、マネージャーやディレクターによる主観的評価以外その手段を持たないのは問題ですし、プロトンの中で走っている選手以外がレースで起こった”事実”を記録することすら出来ないのも問題ではあります。つまり、選手への評価は”関係性重視”になり、政治的です。

ベン・スウィフトがもっといい選手だと観客が思っても、それはまた主観であって、評価を覆すのは難しい。ベン本人はもっと活躍の場がほしいと思っている。

先週末、ランプレ・メリダからTJ Sportsへ残る幾人かの選手になぜ?と聞いたのですが、「彼らが私達を選んだから」と言っていました。それを聞いて思わず、う〜んと唸ってしまったので、「なぜ?疑問が?」とむしろ質問された次第でした。

こういう事を感じると、ワールドツアーという現場がすぐそこにあるようで、ものすごく遠いことを実感します。実際の実力ではない影響がかなりある、と。ジャパンカップでも空気感を出すのは彼らの得意技です。

また、ワールドツアーチームは18チームを維持というディメンションデータの件もです。落ちるべきチームを落とさず、表面上の関係性を維持することを継続した来たための現在の姿でしょうから、UCIとSKYがそれの改革に出張ってきたとしても既得権と抵抗勢力は依然として健在ということを選手やスタッフと実際にコミュニケーションすると感じます。

チームの中にはベテラン選手が必要で、そういう指導者的存在をTJでは求められたということ。2011年以来出ていないけど、ツールにも出場したいし、アルデンヌにも出たい。そんなベン・スウィフトの活躍に期待したいと思います。注目ですね。