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筋膜リリースという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
筋肉は筋繊維をまとめた筋束を複数束にした状態で出来ています。
筋繊維がまとまって出来ている筋肉は筋膜という薄い膜のようなものに包まれており、それが癒着、渇水するなどによって弾性・張力を失ったりし、身体の動きを妨げる原因になります。
また、筋膜には多くの感覚受容体が存在し、その数は筋肉のおよぞ8〜10倍にもなります。これらは圧力・振動・伸展・収縮・せん断力を感知し、反応し、脳に伝達します。
身体が動く状態になると、身体の変化に対して敏感になったと感じたことがある方もいらっしゃると思いますが、そのような変化を及ぼします。
筋肉がフレッシュであっても筋膜が固くなっていると、感覚的にもパフォーマンスの上でもよくないということですから、筋膜リリースは大変注目され、アスリートの多くが実施しています。
私は今回、筋膜リリーステクニックを学び、その実施方法や注意点などについて知識を深めてきました。
今後もこれまでと同様にして、自らの身体を実験台にし、トレーニングを実施しつつ、その知識と経験を深めていきます。また、土日に行っている講習会のメニューとして、今後は自転車における有効な筋膜リリースの実施方法を加えていきます。ご興味のある方は個別のご相談も承ります。
トレーニングやイベント・レース後のセルフケアにも、あるいは運動前にも大変有効ですし、続けて頂くことで取ることが出来るバイクポジションは豊かになります。
硬い身体では思うようにパワーを出力することは出来ません。また、ポジション変更やフィッティングの意味がかなり薄くなります。柔軟性に欠けた状態の身体では取れるポジションが限られてしまうので、フィッティングしても元のままのパフォーマンスしか出ないこともあります。
結果的に疲労を増したり、走行中のストレスを増やしてしまう為、身体を動く状態にしておくことは大変大切です。怪我の予防にもなります。
フィッティングの前にまず体のケアをしましょう。
特に自転車では、手、脚、尻を固定してしまうので、運動中のポジションに自由度が少なく、身体が固くなりやすいスポーツです。
今後、私が行うポジション調整サービスやコーチングサービスに筋膜リリースを活用していきます。
なお、以下は私が筋膜リリースのセルフケアを行う前後にオーバーヘッドスクワットを実施した動画です。
屈曲する際の引っ掛かりとそのポイント、あるいは腕の上がりやお尻の位置などにご注目下さい。
※なお、私は肩関節が大変硬い(周辺の筋肉による影響)ので腕は真上にあがりません(笑)