ホイールでも組もうかと思って

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シクロクロス用途でチューブレスが使えるホイールでも組もうかと思って、あれやこれや。

リムはハブはといろいろ組み合わせられるのは面白いですよね。チューブレスだとリムの選択肢が限られますが、やはりチューブレスは外せません。

手組で組んでほしいという要望は減っていますけど、趣味の自転車としては面白いと思います。今時、趣味のホイールというと、むしろ無用ではあるけれどカーボンディープリムだったりして、ブランド優先の価値観が多くなりましたが、硬派を気取るのもよし、頑丈さを選択するもよし、手組みホイールは一度使ってみてほしいです。

ざっと計算すると、
リム 20000
ハブ 20000
スポーク 4000
ニップル 1400
工賃 8000
で合計すると、57672円(税込)。

WH-6800TLが53024円(税込)でありますが、重量は1640gに対して、1500g以下が可能です。

WH-6800だとリム重量が450-460gほどあると思われますが、上の手組みだと385g。外周で片側で80g違うと結構変わるでしょうね。手組みのチューブレス化にはリムテープが必要ですが、5g程度なので無視して良いでしょう。

こうなると、手組みのほうが良いじゃない?と思うかもしれませんが、ホイールって重さで走るわけじゃないんです。ヒルクライムなら手組みが良いでしょうね。速度が低いので空気抵抗も気にせず、スポーク本数やリムハイトよりも重量メインで選んで良いと思います。しかし、普段使うホイールであれば、WH-6800の方がバランスは良さそうです。外周が軽いホイールはすぐに回転が止まってしまうので、ロードレースを含めた普段履きにも向いているとは思えません。

あるいはリム重量というのは同一素材であれば剛性とのバランスが良い重量というものがありますので、700Cで400gを切る場合には強いリムだとは言えないでしょう。クリンチャーの場合に関して言えば、420g程度が良いバランスを確保できる重量なので、穴のないチューブレスリムで450-460g程度であればまずまずじゃないでしょうか。スポーク穴が無いというのはかなりのリム剛性向上に繋がります。MAVICのリムが軽量でも剛性が高いのはそのせいでもありますね。力をかけた時によれちゃうのは問題です。

ゆえ、手組みで安くて(5万円程度)、軽くて〜なんていうホイールを組もうとしても、完組のほうがバランスが良いケースが多いですね。リム重量が400gを切るあたりから速度が伸びないなぁと感じます。クランクを回転させる度に毎度毎度踏み直している印象です。ケイデンスが速い状態だと気が付きにくいですが、重いギアを回しに掛かると、速度の落ちでかなり食われてる感じがします。

今回の例以外の場合についてクリンチャーでも考えますと、恐らくはリムが420-450g程度ある上にリムテープ重量(約15g)が加わるので、その場合でもWH-6800の性能バランスは良いことがわかりますね。

今回の場合、シクロクロス用途なので車輪の外周及び重量は軽いほうが良さそうですかね。

というわけで、手組みするかどうか目的に応じて選んでみて下さい。ご相談も承ります。

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