この記事は約 4 分くらいで読めます
レースレポートって、いやいや選手じゃないし(笑)
でも、これからシクロクロスを始めようと思っている方もいらっしゃるでしょうし、復活組もいらっしゃると思うので、中高年クラスで頑張るオジサンの1人として、一応レポートしておきます。
一応機材も記しておきます。
フレーム:MERIDA CYCLOCROSS CANTI FRAME
ホイール:WH-6800
タイヤ:前 IRC SERAC CX TL MUD、後 IRC SERAC CX TL
空気圧:前1.75、後1.7
パワーデータも貼っておきますので、順位等と合わせて、どういうトレーニングをすれば良いのかなどの参考にして下さい。
これがウォームアップ。
使ったのはELITEのVOLANOです。最大800Wまで対応するダイレクトドライブ式トレーナーです。ダイレクトドライブ式とはリヤホイールを外し、ローラー台側にスプロケットとフリーハブにあたるものがついているので、信じられないほど静かで、振動も無く、負荷のかかり方もとても安定しています。だから、トレーニングに集中できます。
170W(L2)からスタートして、足慣らしをします。ちなみにFTPは240Wに設定しています。5分位漕ぐと足の重さも感じにくくなり、ペダリングが安定してきます。その代わり、トルクに抜けを感じるようになるので負荷を上げます。L2上限くらいでもう5分ほど粘り、汗が出てきた頃にL3へステップアップ。最後の5分の過ごし方は徐々に上げていくイメージです。今回は14分でいい感じのトルクが安定して出てきたので、続く1分は閾値上限あたりで過ごし、一旦レスト。悪くない感じで出来たので、レストを2分だけにし、30秒Vo2max1分レストを5本。疲労感もなく、股関節を境にして上体と下腿の動きの連動を感じます。どのくらい動かすとどのようにペダリングが変化するか、あるいは大きな関節の可動域を確認します。3分のレストを挟み、30秒だけL6の上限辺りで回して終了です。周りでアップしている人もいたのですが、私には彼らは”回しすぎ”に見えましたし、むしろ、トルクが掛かっていない印象でもありました。
これがレースデータです。
全部で7周回しています。最も速いラップと遅いラップでは、なんと1分20秒も違うというどうしようもない不安定感を出しています。私は記憶力が曖昧なので、ミスが多かったラップがあったことをなんとなく覚えているのですが、記憶には正確性を欠く状態です。しかしながら、各ラップで1分以上もタイムに差があることはあり得ないので確認すると、ラップをとっている地点に差があるようでした。オートラップに反応した地点が違ってしまったようです。ゆえ、これ以上考えないことにします。
スタート地点からすぐに芝生区間のゆるい上りに入るのですが、そこでは350〜450Wで5〜6秒踏み、その後に最も高い地点へ登る際には600Wほどごく短く出力しています。そこから1分半はシングルトラックなのでほとんど踏んでおらずレストとなり、続いて2分間の砂浜ランをします。砂浜のあとからスタート・ゴール地点までの間には短く踏む区間がありますが、前半も含めて3〜5秒程度と出力する時間が短すぎることからほとんど脚を使う踏み方にはなりませんでした。砂浜明け区間で足が重いのは砂でのランによるもので、むしろ明けた区間での回復が可能でした。
結果的にTSSは35.6と大幅に低く、体感しているとおりで全く脚に疲労感はありません。むしろ、調子が上がったようにすら感じるのは、今回のウォームアップでのTSSとほぼ同じだからでしょうか。インターバルインテンシティも37%と、衝撃的な低さ。こんなに低いライドは練習でもしません。望ましいのは砂区間を乗れる技術を得ることで、もっと脚を使うことが出来、周回タイムを短縮することができると思われます。
ほぼ最後尾と言える29番から、途中で数秒のインターバルすら踏めないライダーをパスすること以外では、それ以上差をつける(が拡がる)要素が見当たらないので、トップ10に入った辺りからは順位が上がる予感はしませんでしたが、前方のライダーのミスにより8位まで刻むことが出来ました。目標にしていたトップ10には入れましたので、目標は達成されました。
今回のコースでは砂区間を乗車クリアすることで大きなタイム短縮は可能ながら、C1選手でも難しいことを考えると、むしろシングル区間での安定的な走行が僅かなタイム短縮の可能にするかも知れませんが、何人もをパスできる大きな差にはならないと思われます。差がつきにくいコースですね。
主催者の方、スタッフの皆さん、またレース運営に関わるみなさま、ありがとうございました。自宅から1時間の場所でレースができる事を嬉しく思います。また、心地よい空間を作っていただき感謝申し上げます。
今回は初めてのマスターズクラスでしたが、来シーズンからは同じクラスでやや継続的にレースエントリーをする予定です。