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Q36.5というサイクルウェアブランドをご存知でしょうか。
Q36.5のキャッチコピーは「Absolutely Equipment」。「absolutely」という単語は「絶対に」や「完全に」という意味になります。「very」という言葉に似ていますが、それより表現力が高く、「perfectly」や「completely」は個体として満たされているという意味になり、完全というと機能を満たすイメージが近いですが、”絶対”というのは正に絶対的な製品という意味です。
つまり、「絶対的な機材(機能製品)」という意味になります。
昨今は特にですが、表面に施したプリントの柄であったり、機能とは関係のないデザイン上での切り替えであったりと、機能ではなくデザイン優先でのウェアが殆どになっています。
私がかつてASSOSを知った時の衝撃を越えるものは体感したことがなかったのは当然で、ASSOSがとその他は製品に課せられたコンセプトが全く違っていたからです。それまでサイクルウェアはどこも似たようなものばかりで、せいぜい色が違うとかデザインが違うという程度でした。ASSOSは生地、パターン、縫製、パッドの全てに対してゼロから作り直し、改良ではなく、サイクルウェアの新世代を創造をしました。
しかし、そのASSOSはファンドにブランドを売り渡し、創業者は退き、かつてのような革新的な製品は出なくなってしましました。現在はかつて培った製品を今にまで引っ張っているだけになってしまいました。充分に良い製品ではありますが、完全なものを創造していくその姿勢ではなくなってしまった今では、ASSOSを身につける意味は半減しています。むしろ、同程度の性能を持つウェアは多く発売されていますし、サイテック社のパッドも多くのメーカーで採用があります。
当時、ASSOSから革新的な製品を次々と生み出したデザイナーのルイージ・ベルガモはASSOSを退いた後、Q36.5を立ち上げました。
かつてのような「どこの何にも似ていない完全なる製品」はQ36.5により実現され、ルイージ・ベルガモのサイクリングに対する情熱は今も製品として出来上がっています。
サイクリストがサイクリストの事だけを考えたウェアがQ36.5です。
サイクリングにおいて大事なことを捨てる事なく、自転車に独特な動きや運動量、環境の変化に対応する機能など、今実現しうるだけの”完全なる機能製品”を生み出しています。
ジャージやタイツだけでなく、小物類に至るまで驚きの連続です。
Q36.5の製品を評価するには、それを着て頂くと多くの発見をすることができますが、実際にサイクリングをして頂くことでさらなる真価をいくつも発見することができます。Q36.5はあえて目を惹くような流行りのデザインになっていません。機能性を最も重視し、究極の機能美を実現すべく完全なるサイクリングウェアをリリースしています。
今回、正規代理店であるRGTエンタープライズのディヴィットさんにプレゼンテーションして頂いたのは2017年の秋冬製品です。
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