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これが正しいと思わされているケースが多々ありますし、未だにそのように教えている人も沢山います。
骨盤を立てて
肩を丸めて
背中にアーチを作り(ラクダのコブでしたっけ?)
サドルの後ろに座って
腕は前へ
このようにすると、下の写真のフォームになります。
大変窮屈で、ハンドルを遠く感じます。3時位置での踏み込みが甘くなるので大きなパワーがでません。このようなフォームで現在走行している方の内、より速く強く走りたいとか、どこかに傷みを抱えている方はできるだけ早くフォームを改善することをオススメします。
いつでもご相談下さい。
平坦であればいいものの、上りになるとサドルの上で座り位置を大きく前へ動かす必要があったり、そのまま後ろに座っていると尻やハムや腰に大きく負担をかけるのでそこが傷みます。後輪が跳ね上げられる度に腰椎が屈曲を受け、腰部への負担は大きくなります。ゆえ、この姿勢で大きな出力を出そうと努力する場合、坐骨神経痛やヘルニアになる可能性が高くなります。
肩周りの関節は完全に可動域を失い、ハンドルバーを操作のためにコントロールすることなどできないでしょう。前輪が多少でもスリップしてしまえば、リカバリーできずそのまま地面に打ち付けられます。
下りになると、後輪荷重が大きいですし、車体と人間が一体になっていないのでバイクが暴れた時にコントロールすることができなくなりますし、上半身の筋力を使って状態の形を維持しているので疲れるに従ってハンドル荷重が増して、怖さも増すでしょう。
より酷いのはこの状態です。一枚目よりもっと上体を固めています。速く走るには、強く踏むには、上体を固めるもんだ!と思っている方いませんか?上のフォームから無駄に高回転ペダリングしようとすると、お尻の跳ねを防止するために状態を固める傾向が出ます。筋疲労が増すにつれて、崩れていくでしょうし、パワーも出ないでしょう。
これはもう全然無理ですね。上に上げたデメリットに加えて、胸郭が閉じるためにとても息が苦しいです。首の後の部分も非常に辛いです。