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色々考えさせられますね。
Amazonが私に教えてくれました、5万円でカーボンホイールが買えるけど買う?と。
「え!?」
5万円で何が出来るのか、自転車を作るのにどのくらいかかるのか、どこで作られてどういう経路で手元に届くシステムなのか、もっと知ってもらわないといけないんですねぇ。
「カーボンだと型にはめて、たい焼きみたいにパカパカ簡単にできるんでしょ?」
いや、できないんですよ。これが。
こういう言い方は、スチールと対比させてそちらを優位とする宗派の方から多く聞かれるのですが、カーボンを知ら無さすぎてびっくりします。(加えて、「カーボンは弱いからね」とも続くのでしょうね)
原材料確保・管理、製造システム、教育、製品検査・管理、在庫管理などをかなり厳密に行った上で製造されるものを、我々は販売しています。むしろ、たい焼き屋さんにも失礼ですよね(笑)たい焼きだって簡単じゃないはずです…。
買うのは簡単、ほんの数秒です。
自転車技師や自転車安全整備士・組立整備士の資格を持つ私としては、タッチしたくありません…何が起きるか全然読めませんし、万が一(とはいえ起こるのが事故)事故になった際に担保のしようがないからです。自転車保険への加入が多くなっていますので、今後は車両整備の義務化を対にして欲しいですね。
今回の件のホイールに限らず、全く見たことがないようなブランドだけど形はどっかのあれに似てる2800円!?のヘルメット、防風!とあるが蒸れまくるだろうと思われる2980円!?のジャケットなど色々と見つけました…恐ろしいですね。
調べてみると、Amazonやヤフオクにそういうものがたくさん溢れているんですね。ハンドルとかフォークとかもヤバイですよねー、死にたくないです。
以前から”ちゃんとしたもの”をもっと知ってもらうように頑張らないといけないなぁと思っていたのですが、ちょっと度を越えて”かなりやばい”ことになってきていますね。見分けがつきませんよね。
こういうものを使用してイベント出ちゃってる人もいるということですよね。う〜ん、困ったなぁと思います。UCIアプルーブドステッカーをホイールにも発行して、それが無い限りレースやイベントでは使えないようにして頂けませんかね…。