REACTOの進化、ここに極まる… 〜よりシンプルに、よりエアロに〜

この記事は約 3 分くらいで読めます

前記事の続きです。
REACTOの進化、ここに極まる… 〜ここまでの開発の歴史〜
https://www.biciclettadimattino.com/blog/?p=26898

THE BRAND NEW REACTO – AERODYNAMICS SIMPLIFIED

2011年に開発をスタートしたリアクトは2013年に最大のステップアップとなる改良を施され、現在の2017年モデルに至りました。

2018年モデルでは、完全に新しいリアクトへと生まれ変わります。

オリジナルバーションではS-FLEXシートポストのコンセプトをリリースしたのですが、100%のエアロロードバイクではありませんでした。2013年(2014年モデルとして)にリリースしたリアクトIIでは、メリダ史上初の完全なエアロロードバイクとなり、ランプレ・メリダとの新しいパートナーシップにより多くの勝利を挙げてきました。

そして、3年後。

エアロロードマーケットへ、メリダは同社史上最も軽量で、最も速く、最も空力に優れたリアクトIIIをを投入します。

これまでよりさらに5%の空力性能をアップさせ、新しいカーボンレイアップにより重量を17.13%もの大幅な削減に成功し、他社に見られる悪夢のように過度に複雑な構造によるメカニックの苦労を解決しています。

全てはシンプルに、エアロロードバイクを追求することの為に。

ディスクロードとリムブレーキロードの空気抵抗差はわずかに1ワット未満。これは他社に例を見ません。

エアロダイナミクスの改善では、より細身のヘッドチューブと、BB下周りの平滑化等により、45キロ走行時に8ワットの削減に成功。100キロ走行時のテストデータで従来のラウンドチュービングバイクと比較した場合、30キロもの距離をドラフティング走行しているよりも高い空力性能を発揮します。

シートポストは新型となり、これまでよりさらに10%もの快適性改善を実現。

フレーム重量は以下の通り。

REACTO CF4 vs. CF2
CF4 (リムブレーキ)
フレーム:1,000g
フォーク:368g

CF4 (ディスクブレーキ)
フレーム:1,030g
フォーク:398g

CF2 (リムブレーキ)
フレーム:1,093g
フォーク:403g

CF2 (ディスクブレーキ)
フレーム:1,150g
フォーク:443g

フレーム剛性は変わっていません。

空気力学と快適性に優れたシートステイ形状
新しいUCIルールにもとづき、その恩恵を受けて改善されたシートステイ形状

ディスクブレーキオプションもあります
ローター径についてメリダは前後160ミリが正しいとの結論を導き出しました。スクルトゥーラにはありませんでしたが、リアクトではフロントにもアルミ製ディスククーラーを装備し、冷却時間を35%短縮させました。ディスクバージョンでは前後各々での重量増は30グラムに抑えられています。

異なる2種類のジオメトリ
フレームはCF4とCF2の2種類。CF4ではVISION製のステム一体式ハンドルバーを採用し、コックピット全体を一体設計しました。CF2はノーマルハンドルです。CF4ではスクルトゥーラCF4に基づいたジオメトリ設計を行うことで、短いヘッドチューブと長いリーチを実現。これは選手からの要望によります。CF2ではアグレッシブさを削減し、やや近く高いハンドル位置としました。よりリラックスして乗ることが出来るようにするためです。CF2ではこれまでよりも小さなXXSサイズ(44)が追加されます。リムブレーキバージョンではコンベンショナルなQRを前後に採用し、CF4ディスクはフォーカスRATスルーアクスル、CF2ディスクでは通常の12ミリスルーアクスルです(RATに交換可能)。

2018年で最も注目に値するロードバイクになることは間違いないでしょう。
ご予約・お問い合わせをお待ちしております。

この記事に出していない情報(出せない)については、店頭でお待ちしておりますのでご来店下さい。

来月某日にはメリダディーラーキャンプが行われますので、そこでじっくりと試乗してきます。