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最近はちょいちょいツイッターで喋っておりますので、フォローしていただいている方もいらっしゃると思いますけど、まだ知らないっていう方もよろしくお願いします。
2018年モデルが徐々にリリースされておりますね。メリダがリリースしたのは最高のエアロロードですが、他社大手ではスタンダードバイクが多いみたいですね。800-850グラムのフレームに350-400グラムのフォーク、それにDAと1500グラム以下のホイールを使用すれば簡単に7キロは実現できますから、なぜそこまで”軽量フレーム”にこだわるのか不思議なところです…。
完成車では搭載するコンポーネントが安いと価格は安くなり、逆もあるわけですけど、その割合って一般の人にはわからないことが多いので、完成車価格が高いほうがありがたく感じるものですね。価値を価格で判断してしまいます。さらに、カーボンホイールを履かせるともうわけが分からくて、冷静な判断ができなくなります。メーカーはそれを狙ってやっているわけですが(笑)
https://twitter.com/csmattino/status/882111724064845824
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フレームを成形する際、樹脂を均一に浸透させることが出来ていないと軽量になりません。その為の技術が各社謳っている成型方法ですが、大きな規模・予算の工場を使える大手メーカーではどこも同じような機材を使っていますので、それほど大きな違いはないでしょう。OCLVにしてもそれほど特別ではありません。”製法”と言っても成形技術を指すのではなく、Optimum Compaction Low Void(超高密度圧縮、低空隙)の状態を指すのですから、今の技術では普通のことです。(20年前には有利だったのでしょう!)ただ、どのようにプリプレグをレイアップしていくかは工場やメーカーごとのノウハウがありますので、そこが要だったりします。ゆえ、自社工場は強いです。グレードごと、モデルイヤーごとに工場が変わるのは一般的によくあることですからね。
メリダのCF2グレードフレームの出来の良さは、試乗して頂くと分かって頂けます。同クラスでありながらより高価な他社の車種と比較して、負けず劣らずよく走ります。また、開発の過程でメリダが全グレードにおいて重視する快適性については、絶対に負けない自信もあります。
今の時代、そのくらいの精度で成形出来ていないと一般的向けに1000グラム以下を実現することは出来ません。また現在では加圧・加熱が必要なオートクレーブはほとんど見られません…。コストばかり掛かる割に、量産技術を比較した場合のメリットが大変少ないか無いからです。”オートクレーブだから性能が良い”などという事はありません。ゆえ、製法と言っても本当に秘密なら工場内部を公開したりしないものなのです。