NEWリアクトについての追加情報 その2

この記事は約 2 分くらいで読めます

話題のNEWリアクトはCF4つまりトップグレードばかりの話なのですが、今回はCF2ミドルグレードの話です。

上の写真はREACTO 6000です。新しいリアクトCF2フレームに、R8000アルテグラを装備します。

新しいリアクト3、CF4のフレームは大変官能的で、空力的に優れ、大変に軽量ですが、CF2も無視できません。スーパーハイエンドでありながら費用を抑えることが出来るCF4に対して、さらに現実的なCF2。

ワールドツアーでCF2を使用する選手はいませんが、沢山の魅力を持っています。リアクトCF4と同じような改良を施したCF2は快適で、空力的にも優れています。

CF2とCF4はターゲットにしているライダーが異なります。

削り込まれたヘッドチューブとVISIONのインテグラルハンドルバーの代わりに、CF2はエアロ形状のスペーサーを使用しています。ヘッドセットとステム、ハンドルバーはノーマルを使用し、METRON 5Dの内蔵スペーサーは使用しません。

またCF4と比較して15ミリ長いヘッドチューブを与え、よりアップライトな姿勢をライダーに与えます。ヘッドチューブが長いというと嫌う方もいらっしゃいますが、2017年モデルのリアクトCF3は2017CF4と全く同じレーシーなジオメトリだったので、これは一般ライダーにとっては歓迎すべき変更でしょう。また、CF2では新たにXXSサイズ(44)が追加されます。これまでサドル高が65cm程度ないと乗ることができなかった47サイズに対して、30ミリほど短くなれば女性や身長が低い方でも乗ることが出来る人は増えます。XXSサイズのトップチューブ長は515mmです。重量は1010g(CF4)より僅かに重たい1093g(CF2)となり、24tと30tのカーボンをミックスして使用しています。

もう一つの違いはシートピラーです。2017リアクトで装備されたフリップフロップシステムをCF2は装備しますが、CF4にはありません。CF2はシートアングルを立てることが出来るので、短い距離のトライアスロンでも使用することができます。どちらにもS-FLEXデザインを使用し、互換性はあります。重量はCF4と比較して50g重たくなります。

ブレーキはCF4同様に前後ともダイレクトマウントブレーキです。

つまり、CF2は新しいリアクトに施された改良を受け継ぎつつ、より現実的に必要な装備をし、色々な用途に合わせて使うことが出来るように再設計されています。