カーボンフレームを成形する技術

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カーボンフレームの成形技術って何がキーだと思いますか?

各社がカタログや広告記事の中で、カーボン成形技術の有利点についてアイコンとなるネームを与えて誇らしげに書いています。宇宙産業や航空産業であればあるでしょうけれど、自転車メーカー程度の規模で(なおかつ自社工場すら持っていないのに!)一社だけが独占する技術などあり得ると思いますか?

例えるなら、パン屋さんはパン焼き釜を自社開発しないと思います(笑)

当然ですね、そこまでやりませんし、やれません。でも、パンを焼く前にどのくらい生地を捏ねるかとか、寝かせるかとか、温度環境や焼き温度や加減に至るまで、それはノウハウの塊ですし、味の決めてだろうと思います。

つまり、名前がついた成形方法であっても、それは他社の多くでも実現可能であり、普通のことです。

自転車でも同じです。

アイコンが大事なのではなく、カーボンレイアップする際のノウハウの方が決め手であり、正にノウハウなのです。つまり、技術自体はもう枯れています。

だから、自社開発、自社生産しているメリダがローコストで良い製品を作ることが出来るのです。