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要は「MPCCがコルチコステロイドと鎮痛剤トラマドールの競技中使用禁止をWADAに要請しているのですが、WADAが動かないので、「何か禁止しない理由があるだろうか?」とMPCCがWADAに書面で訴えている」というニュースです。
例の件ですね、ウィギンス問題はまだまだ継続中であって、それがアンチSKYとも取れる状態になっているので、バイアスを掛けずに客観視するの為には多くの情報が必要な状態です。
クリーンだったはずのイギリス自転車界に渦巻く不穏な薬物汚染の影、ウィギンスの不必要に強力な治療薬のTUE申請と、元スカイのティアナン・ロックが証言した協会のトラマドール無償提供
※トラマドールはセロトニンとノルアドレナリンの分泌を増やして痛みを感じにくくする鎮痛剤で、経口モルヒネの1/4程度の効果がある。
なるほど、体調によって、ストレスによっても変化する上に、ヒドロコルチゾンの投与の副作用によっても低下が起きるのですね。また、起床時と就寝時とでの日内変動も考慮の必要がある。つまり、コルチゾールレベルの基準値は同じ人でもある程度の範囲で上下するだろうから、バイオロジカル・パスポートの一部としてその上下動する範囲を明らかにして、そこから不審な動きをした場合等について監視する必要があるのかも知れないですね。
トラマドールは全面禁止で良いと思うし、むしろこれまで使用できる状態である方が不思議です。何か切迫して必要となるケースが有るんでしょうか。大怪我をしていてもレース続行を強く推奨すること自体、モダンスポーツとしては時代に合わないと思います。
この記事の結論としてはTUE制度の欠陥を埋める海底の必要性をWADAの局長が認めているとし、MPCCはその発言を踏まえて、WADA局長宛てに送った書簡の確認をするように求めている、としています。