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週末は裏磐梯で集中ランを開催
無事に皆さん集中完了し、解散。その後も1つの事故もトラブルもなく帰宅することが出来ました。
集中ランとは?
ゴールのみが決まっているサイクリングです。今回も裏磐梯は桧原湖畔にある早稲沢を集中地点としました。自分で走るルートを自分で決めますから、今現在の体力・スキルなど色々な準備をしますので、面白さが奥深く、しかし誰でも楽しめるサイクリングです。
今回は雨
今回は事前から天候の不順が予測されていましたので、参加者の皆さんとどうだどうだと各所の天候について話しておりました。祈りは虚しく全快とはならなかったのですが、郡山到着時点では雨も小雨か降っておらずまずは走りだしました。もう一方のOさんご夫婦は猪苗代まで磐越西線に乗っていくということでお別れ。また宿で会えるでしょう。Oさん達は毎年このイベントには出たいと言ってくれて、ルート作成も意欲的に楽しんでくれて、それがお二人のサイクリングにとって刺激になっているかと思うと大変嬉しいです。これを読んでいる方で走りたいと思う方がいらっしゃれば、来年どうぞ。
本来のルートであれば、我々3名も途中から別ルートだったのですが、雨宿りをしている内にルート変更に至りまして、宿までほぼ同ルートを走りました。湖南から隠津島神社を経て布引高原へ登り、また湖南へ下るルートは雨のためにカットし、結果的には郡山〜湖南〜猪苗代湖を反時計回り〜母成グリーンライン〜桧原湖と走りました。
翌日は桧原湖〜喜多方〜会津若松と地名は定番ですが、自転車だからこそ楽しめるルートを選択し、気持ちのままにあっちこっちと走りました。計画しているけど、細かいとこは無計画、それがまた自転車ならでは。初日は80キロ、翌日は60キロ程度をのんびり走っただけですが、気持ちの満足度は大変高い、いつ走っても色々なルートで色々な楽しみ方ができる会津と磐梯が大好きです。
私は上野駅から出発しました。6時10分初、郡山には7時半位でした。
もう2名は別行動。偶然同じ電車に乗り合わせた我々5名。一緒にチケットを買ったわけではありませんが、なんだかんだと同じ場所で会ったりするのも集中ランの楽しさです。
雲行きはどんより、時折降雨。でも、切れ間も見えなくはないそんな感じ。郡山から日山源田林道を走ります。
林道はいまどんどん舗装されてしまっています。道路整備としては望ましく、地元の方には嬉しいのですが、我々のような人間には残念な気持ちもあります。
BIG.SEVENは軽くていいですね。しばらくは舗装路をグングン走ります。その後は悪路に突入。最初は悪路具合も甘く、舗装路と砂利を繰り返していたのですが、その内に悪路率が上がってきました。
来週の王滝も周回路になりつまらなくなってしまったので、ここぞとばかりに堪能します。
どんな道でも走れるのは体力、スキル、道具のおかげ。自転車の醍醐味ですね。
下りに突入すると我々好みの良い道になってまいりまして、この先には結構なガレ具合。特にこの日はSILEXで走っていた私なので、MTBよりも一層ライン取りとスピードやバイクの操作に神経を集中させます。
ピーク付近ではそこそこ雨に降られたものの、湖南へ下ってくると一旦小休止。夏とは違い、誰もいない寂しい湖畔。ここから猪苗代まで私が爆走しまして、お二人は「付き合ってられんw」と切れてしまったわけですが、この踏み込みがあとになって効いてきました。猪苗代でカフェに寄ろうと思いついた私は、その手前のコンビニで身支度をしました。すると…雨が強くなってきたのです。雨雲の動きを調べると、これから一時間位は大雨になりそうだ!とわかりました。
早々にカフェへ避難。サンドイッチと美味しいコーヒーを頂きながら、雨宿り。これが大正解。
シナモンコーヒー、美味しかったぁ。これからもっと寒くなると、甘めの珈琲は美味しいですよね。
TARO CAFEさんです。時々、旅行でも寄るんです。コーヒーはとっても美味しいし、落ち着いたスペースなので、ぜひ寄ってみてくださいね。
そこからは母成経由で裏磐梯へ走り、桧原湖へ。時計はまだ13時半…早すぎる。このままだと夕飯までにお腹が空きすぎてしまう…。「そうか!まだ間に合う!」と向かった先は”山塩ラーメン”。
ラーメンを食べて満腹になり、ようやく宿へ。15時前ですけど、部屋に入れるのはうれしい。そして、早速お風呂へ。食堂にはいつもの通り一升瓶が…というわけでコップに注いで…w
車で走っている途中で買ってきてくれたあんドーナツのような揚げ饅頭。これが美味!気に入りました。餡は甘みが大変薄く、生地はしっかりしっとりしていてとても美味しかったです。
翌日は皆さんバラバラ、宿で解散となります。米沢へ走る人、奥只見へ走る人、山に登る人、そして私は喜多方と会津若松を観光します。それぞれの楽しみを満喫。翌日はナントカ天気がよくなりそうだったので、良かったです。
早朝出発のOさんご夫妻は喜多方から只見線に乗って、さらに浦佐まで走るルート。楽しそうですね。前日は夫婦で別行動だったけれど、翌日は一緒に走れる、そんな自立されたサイクリングが羨ましいですね。
翌日はスカイバレーヒルクライムの開催日。スタート後、ちょこっとだけ見送って、私は帰路へ。
沢沿いの道ってあまり急ではない事が多いので走りやすいですね。激流なら別ですけどw
車一台通れる程度の林道なので、対向車に注意します。こういう道は地元の車が爆走したりするんで注意が必要です。
途中には街道についての解説、あるいは旧道への道筋がありました。私も途中で通ってみました。
今回のバイクと装備はこんな感じ。SILEXはロードバイクでありながら、長いフロントセンター、積載能力や長いヘッドチューブにより快速でありながら悪路も走れるオールラウンドツアラーです。本当にこの自転車は素晴らしい設計をしています。いわゆるグラベルバイクよりもっともっと多用途。”グラベル”は英語ですし、米国で増えているレースを想定しているのでツアラーとしては不適格なものもあります。
大湯温泉にでました。この道は入り口出口の雰囲気が良くてよかったです。昔の街道の空気を感じました。
遠くに見えるのは喜多方の街。お腹いっぱいなのでラーメンは今回なしです。
SILEXならば、こんな田畑の真ん中を突っ切ることもできます。もちろん、地元の方に挨拶したり、迷惑にならない範囲に気遣いつつ、です。MTBでも入れますが、SILEXの方が舗装路は全然速いので、結果的に楽しめる道路が幅広いんです。しかも、荷物はすべてバイクに装備するので、バックパックいらず、これがまた最高に走りやすい。
喜多方の北から南へ濁川沿いのサイクリングロードを通って移動しました。
喜多方の駅を越えて濁川の向こうにある新宮熊野神社。そうです、あの和歌山県にある熊野神社と関係のある神社で本宮・新宮・那智の熊野三山を祀っています。そう、ここは地名も新宮。福島県喜多方市慶徳町新宮です。
濁川は阿賀川に流れ込みます。私も阿賀川を渡って津尻温泉を通過し、会津坂下から会津若松へ。
キレイで流れの早い阿賀川。福島と新潟を横断し、阿賀野川は幾度も名前を変えながら、日本海へ注ぐとても大きな河川です。豊富な推量と美しさは見ていて飽きない、落ち着いた気持ちになりました。