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Wahoo Fitness
ELEMNT BOLT 34560円(税込)
私はすっかりWahooliganになっちゃいまして、Garminは全部手放しました。そこまで乗り換えた理由はとにかく使いやすいことに付きます。ライダー視点にたった機能とそのための操作、あるいはそれら全体の設計に至るまでいい出来です。ハードの更新が頻繁ではないこともGarmin比較では魅力でしょう。
Wahoo Elemnt boltは当店のウェブストアでも取り扱っています。
Wahoo ELEMNT BOLT 単体版 | サイクルショップ マティーノ ウェブストア
https://mattino.theshop.jp/items/10118765
[店頭で体験できます]
当店にはどちらもデモ機がありますので、実際に動かしてどのように楽しめるかを見て頂けます。
Wahoo Elemnt boltは使って分かる使いやすさを感じますが、それは機能やスペックのリストからは見えてこない部分です。
WAHOO FITNESSはELEMNTとELEMNT BOLTというサイクルコンピュータを発売しています。最初に発売したのはELEMNTでした。それを小型化したのがELEMNT BOLTです。
2つの機能はほぼ同じですが、2つだけ違います。
・最大表示可能な項目数11 → 9
・LEDによる通知領域が左と上の両方あるのに対して、上しかない
正直、BOLTでも特に不便・不足はありません。レースライドならBOLT、それ以外のサイクリングならELEMNTでも良いでしょう。
それ以外の機能をピックアップすると。
[白黒画面だけど、とっても見易い]
画面は白黒。しかし、とても精細で読みやすさを工夫した構成やコントラストによって、晴天下でも読み取りやすくなっています。
[シンプルな操作]
本体右側にはズームボタン、下側には3つのボタンを配置。ズームボタンは表示項目の増減、あるいは地図の縮尺を変更するなどに使用します。下側のボタンは左からLAP、スタート・ストップ、画面切り替えとシンプルです。
[設定が楽チン]
Wahooがリリースしている無料アプリを使い、スマートフォンによって設定を行うのがWahoo流。むしろ、サイコン単体では設定をすることができない。不便?いやいや、超便利です。表示項目の設定からワークアウトの作成までBluetooth経由で同期します。
[エアロ形状]
ELEMNT BOLTはマウントと一体になった形状によって、GARMIN EDGE520よりも50%少ない空気抵抗を実現しています。
[ターン・バイ・ターンナビゲーション]
このサイズですが、地図表示をすることができます。予め設定したルートに従って、ナビゲーションが可能です。また、右左のどちらに曲がるかを端末上部に装備されたLEDによって指示を表示することもできます。
[見やすさ]
下の写真ではGARMIN EDGE 520Jについてはモックですが、実機同士の比較をしてもELEMNT BOLTの文字は晴天下の光が強い状況でも見やすく、バックライトを点灯させないといけないチャンスが少なく済みます。その結果、バッテリーの持続時間も長くなります。
[ページエディット機能]
ELEMNT BOLTのページはズームインをすることができるので、設定は上から優先順位の高い表示項目を単純に並べるだけです。後は状況に応じてズームインをし、優先順位の低い項目を視界から消すことができます。また、その設定はスマートフォンから行えるためにシンプルで使いやすくできています。しかし、EDGEシリーズではこのような表示を得るためにいくつものページを作成しておく必要があり、それらは全て端末で設定する必要があるので大変面倒な作業です。
[ボタン配置]
両機種ともに左側にパワーボタンがあることは理にかなっています。どうしても右利き用に出来ているので左利きの方には恐縮ですが、最も使用機会の少ないボタンを左上に配置しているということです。
ELEMNT BOLTの右側には上下ボタンがあります。これはスクロールやズームイン/アウトに使用します。この位置は大変使いやすく、片手の人差指と親指で挟むようにしてボタンを押す際には左側にボタンがないことで安心して操作が可能です。
端末上面のボタンは3つあり、記録の開始/一時停止/停止、ラップ、ページ切り替えに使用します。くぼみがあり、その中にボタンが有るため、押し間違える可能性はとても低くなっています。ボタンの役割を示す文字表記はやや小さくはあるものの、ボタンの真上でにラベルを配置しているのでそのボタンの役割が何か分かり易いと言えます。
これらのボタン配置は明確にEDGE 520Jよりも人間工学的に優れており、論理的で、使いやすいと感じます。