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伊豆へE-BIKEツーリングの視察へ行ってきました
9月より営業している「MERIDA X BASE」では、今話題になっているE-BIKEの貸出も行っています。ただ、これまで自転車に乗っている人でもE-BIKEをどうやって楽しめばいいのか?やどんなコースが適しているのか?ということについてはわからないこともあります。今回は実際にコース設定し、走行し、楽しみ方を勉強してきました。
伊豆半島は山が多く、比較的急峻です
サイクルスポーツセンターのコースもそうですが、伊豆半島は全体が火山の先端が海から顔を出しているようなもので、なかなか険しい場所が多くあります。ゆえ、初心者には伊豆を自在に走るのはなかなか厳しいものです。
そこでE-BIKEというわけです。
今回お借りしたのは「MERIDA E-BIG.SEVEN 600 35万8千円」。27.5×2.2インチタイヤを装備した本格的なMTBです。ミヤタのリッジランナーよりも軽やかで舗装路も快適に走れましたので、私はこれがとても気に入ってしまいました。
乗る前の印象
私自身はここ最近になって結構しっかりトレーニングをしていますので、決してE-BIKEに頼らずともあの辺りの山を走ることは可能です。また、そうして自分の足で力で走ることを楽しむタイプです。
乗った後の印象
基本的な楽しみ方は変わりません。あくまでも人力でどれだけ遠くまで、速く、楽しく走るかというものが自転車だと思っています。E-BIKEが活躍するのはその中でも限られたシチュエーションですが、その中では相当に活躍が期待できると思いました。平坦であればEアシストなしで走ることは苦痛ではない程度です。車重はありますが、ママチャリのような軟さも思ったるさもありません。航続距離はECOモード(3段階あるアシストで最も弱い)で140キロありますが、体重や状況次第と言えるので7〜8割程度に見込んでおくほうが良いと思います。あくまでも自分で漕ぐ事が好きな私はきつい上り坂以外ではアシストをOFFして走りました。そんな走り方をすると、3時間で35キロ/1063mUPのルートを走行した後のバッテリー残量は75%でした。
ちなみに35キロで1000m以上の登坂をしているので結構なものです。しかもこれは登り下りを含むわけですから、約半分が登りとなり、17キロで1000m登ったというわけです。ヒルクライムコースだったら死んでしまいますね…
ところがこの間の私の平均心拍は98bpm、最小57bpm、最大161bpm。坂で一発頑張ったところで最大を記録していますが、それ以外の時間はずっと同行者とおしゃべりをすることができる程度でした。そんな程度の辛くない状況で舗装路を登り、林道を走り、(天気が良ければ)いくつもの景色を楽しめたというわけです。これがE-BIKEでなければ、坂一本でヒィヒィになり、6人いたグループはバラバラになっていたことでしょう。
ちなみにこれだけの急峻な坂になりますと、ECOモードで上った場合にはおそらく160W-180W前後のパワーを要するようです。ずっとテンポで走っているような感じですね。ゆえ、平坦でECOを使うとアクティブリカバリーになってしまいます。使い方次第ですね。
結論を言えば結構楽しい
アシスト後からで上ることについてはどうなんだろう?といまだに疑問符はあります。これは自転車なのか?と。しかしながら、便利な道具としては活躍すると思います。
■ 先に書いたような実力差があるパーティーでのグループライドが可能
■ トレイル探検や発掘に最適。登った先になにかあるかも?と思っても体力的に出来なかったことができます。とにかく行ってみよう!でOKです。
■ ECOモードで登れば割と運動にはなるので、リカバリーライドに最適
■ 自転車でしか行けないというようなルートはあるが、体力がなくてもそれを発見、トレースできる
■ 坂で頑張らなければ大汗をかかないので、寒い時期でも冷えにくい
■ とにかく、普通の自転車では不可能だったルート構築ができる
実は私、E-BIKEがちょっと欲しくなりました
つまり、スポーツ的な側面をやや残しつつ、サイクルツーリズムを誰もが容易に実現できるということが最大のメリットなのでしょう。これはハッキリ言って楽しいと思いました。もちろん、体力あればこそという自転車の世界は認めていますし、それは原点だと思います。この楽しみ方は死ぬまでやりたいと思っています。でも、そうではない方もいます。今現在の時点で体力に不足があったり、それを回復させるコストを許容できないなどです。そうなれば、E-BIKEという道具を上手に利用して良いのではないかと思います。
当店でも販売しておりますよ、E-BIKE
すでに販売実績もありますので、ご案内できます。まずはご相談からどうぞ。
当店で取扱のあるブランドは以下の3つです。
※価格は269000円(税別)〜
■ メリダ
■ ミヤタ
■ ミズタニ自転車
今がまさに買い時!? この冬のボーナスでe-bikeを購入すべき3つの理由(インプレス家電ウォッチ)
道の駅「伊豆のへそ」に併設された「MERIDA X BASE」からスタート。生憎の雨でしたが、午後には走れる程度に止みました。
日本でのE-BIKEの始祖と言っても良い難波氏、今回のコースや視察ツアーはすべて彼の仕業ですw
立ち寄った滝。名前は分かりませんが、伊豆らしい柱状節理により出来ている滝です。
終始和やかに会話が止まらないパーティー。これはE-BIKEならでは。
登りでもスマイルが出てしまうほど快適。まあ、そのあたりのアシストレベルは選べますので、そこそこ運動になる程度でもできます。