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欧州仕様と日本仕様のe-bike、どこが違う? メリダの「eOne-Sixty」を元MTB世界チャンピオンと乗り比べてみた
詳しくは上のリンクから記事を読んで下さい。
「日本は24キロの規制があるし意味ない」
「すぐに切れてしまうのでおもしろくない」
「法律を変えて欲しい」
などの声が”スポーツサイクル業界”からは度々上がってきます。しかし、これが単なる都市伝説であり、欧州仕様と日本仕様を比較した場合には特に不足を感じることはないでしょう。
日本仕様に決められたルールは以下の3つ。
・アシスト自転車のアシストは電動機(モーター)によらなければならない
・ライダーの出力に対してアシストできる割合は1:2
・アシスト力は10km/hを超えると24km/hに向かって逓減(次第に減ること、減らすこと)していき、24km/hに達するとアシストを停止しなければならない
時速10km/hを超えると徐々にアシストが低減する日本仕様に対して、欧州仕様ではその法律に則って25km/hを超えたら直ちにアシストを停止するという仕様です。ゆえ、欧州仕様では通常使用する3つのモードに加えてTURBOやBOOSTというモードを持っているケースもあるようです。ただ、それらのモードでは2時間ほどでバッテリーが切れてしまうので実際には用途が限られます。また、文中でも早速触れられていますが、パワーユニット自体の出力が大きいので、アシスト比率を低減しても十分に急峻な坂を容易にクリアすることが出来、かつバッテリーの無駄な消耗をセーブすることができる日本仕様だと言えそうです。
街乗り仕様もあれど、高額なE-MTBがメインマーケットである欧州と比較し、旅の道具として足としての役割がメインになるであろう日本でのE-BIKEマーケットが異なり、それに合わせた仕様と法律になっていると理解して頂ければ不足がないこともご理解いただけるかと思います。