日本でのメリダの販売スタイルと、欧州でのメリダについて

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昨日来てくれたメリダ ベネルクスのピーターは「こんなちまちまやってないで、もっと稼ごうぜ!」ってタイプで海外のメーカーサイドにはそっちの人のが多いんですね。「ビッグビジネスにしょうぜ!」ってやつです。悪いことじゃないし、理解は出来ます。でも、ユーザーと接する立場である自分はちょっと違います。

「もしもし、そちらってメリダさんですか?」と電話で聞かれるケースがありますが、現在日本でメリダの直営店はありません。あくまで個人店枠でやってます。パートナーショップのウチでも一緒です。メリダの代理店であるミヤタサイクルは全面的に当店をサポートしてくれており、メリダ本社もまたそのバックで大きな役割を果たしています。

我々は儲け以外にメリダが好きだからやってるっていう部分が大きく、そういうスタイルでやってるだけです。ピーターは「東京のメリダディーラーでこれかよ…ちっさ」って思ったはずです。ベネルクス3国の3倍以上の人口がいる国の首都なのにってw

日本ではブランド信仰が根深いです。お金があればブランドを買うのが普通で、他の人に好かれるモノが好き。深いことが言いたいわけじゃないんですけど、メリダパートナーショップってビジネスだけが理由でやってるところは極稀です。

ジャイアントも同じですけど、高い値段では多くの人に自転車を楽しんでもらうのは難しい。だからこその低コストであって安物ではないのです。いつかベネルクスやドイツの様な価値観が日本にも根付くことを願います。パートナーショップはそのためにあります。結局は自転車って実用的な道具です。乗ってナンボです。

日本では高級ロードを目指す事が多いけど、ベネルクスやドイツあるいは欧州では総合ブランドであるメリダやフォーカスなんかのロード、EMTB、Eバイク、グラベルなど複数ジャンルを跨いで所有し楽しむ事が多いようです。ゆえ、総合ブランドの価値が高いと言えます。

昨今、日本でもその傾向は増してますよね。

おもしろいのはヨーロッパというと自転車の本場で高級なイメージがありそうですが、そのヨーロッパの大衆は無理して買わないのが特徴です。背伸びもしないから、彼らは本気でメリダを愛してくれます。パートナーショップはその意味でヨーロッパスタイルですよね(笑)