パワー原理主義者にならないために

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富士ヒルクライム(通称)が終わりました
雨や寒さで大変だったとの感想がよく見られますが、それはそれとしても、想定と違った結果になったという事も少なくありません。

現在、多くの方はインドアサイクリングでの練習を多くされていると思いますが、そこで発揮する出力がそのままアウトドアで発揮されないという点について、恐らく表面化しているのだと思います。

ハマりがちなミスとしては、インドアでローラー台で発揮されている出力に安心してしまうことです。常に一定のコンディションであり、上半身を使わなくても漕げてしまうのは、トレッドミルでランを行っているのにちょっと似ています。

私はそれをパワー原理主義と名付けました。
※まぁ、名付けはどうでもいいんですけどね笑

トレッドミルとランニングは違います。蹴り出さなくても前に進むトレッドミルと、前に前にとどうやって効率的にスピードを維持するかという全く違う運動です。

これは自転車でも同じで、出力を発揮することではなく、その出力をどの様にして使うか?が問題だと言えます。

前に進むために力に使えるかどうか?
これが課題です。速度0からのスタートでの300Wと巡航している時の300Wは踏み方が違います、出し方が違います。それを使い分けるには、実際に外を走らないといけません。外を走って、そのイメージを脳にプリントし、無意識の中でも同じ動きをコンスタントに出来るようにする必要があります。

そのためにはL2-3でのペダリングを見直す必要があります。L2程度ならどのような姿勢でも出てしまうものですが、それがダメなのです。油断せず、堕落せず、最も効率よくL2を出しましょう。L3はL2の延長にあり、その先にはL4があります。あくまでも同じペダリングの延長線上にあることです。

むしろ、L2-3を雑にやっていればその先はないと思います。ひたすら息を切らせ、筋持久力が続く限りの出力維持。インドアサイクリングでよく見られる方法です。インドアが悪いのではなく、使い方と使い分けが大事です。

パワーメーターは悪なのか?
いいえ、そうではありません。基本的な経験値が不足した状態で、表面的な数字を追いかけてしまうことが問題なのです。やりたいことは、目的は、数字を上げることではありません。スピードなり、タイムなりを出すことです。それが結果です。パワーなしでは効果測定ができません。また、”パワートレーニング”とはただただ出力の数字だけを目指すものではありません。それもまた誤解です。

続きはフィッティングで
■ L2-3を効率的に行うにはどうすればいいの?
■ 何をもってできているとするの?
■ L4以降に関しては?
■ インドアとアウトドアの使い分けは?
などについては、フィッティングの中でレクチャーを行っていますので、パワーメーターつけて頑張ったけど結果が出ないという方で、ダメ出しが必要な方は来て下さい。

フィッティングは10800円/時間を目安にして行っています。ご予約はメールや電話でも受け付けていますし、当ブログの固定記事内リンクからも可能です。