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2018年モデルとしてデビューした前後160ミリフルサスペンションを装備したeONE-SIXTYに、カーボンフレームモデルが登場します。
フレームは前三角がカーボン、リヤはアルミです。車重はなんと約22キロという驚異的な軽さ。モーターもバッテリーも込みでこの重量です。
今回はバッテリーもシマノの内装仕様を採用しています。ユニットの電源もフレームに内装されており、未来的な外観を演出しつつ、使い勝手も高めました。バッテリーの容量は504Whと大容量ですので、まだ発表されていませんが、100-140km程度は走れるはずです。
新しいEバイク用のジオメトリはこれまでより低重心となり、Eバイクに求められるペダリング特性も加味してクランク長を165mmに統一しています。
ホイールはフロントが29インチ、リヤが27.5インチという前後異径。これは29インチの走破性と27.5インチのレスポンスを同居させるためですが、まるでそのことについての違和感はなく、最高のトレイルブレイカーに間違いはありません。ちょっと林道を走る程度にはトゥーマッチですが、本格的なトレイルを走り倒すのにはこの車種がベストチョイスになるでしょう。
アルミの800グレードとはジオメトリもホイールサイズも異なりますが、それほど大きな違いはないように感じました。ゆえ、アルミグレードの方が30万円も安いのでどちらも魅力的だろうと思います。
Eバイク用のデイスプレイやスイッチ類はスマートで小型になり、コックピットで過剰に目立つこともなくなりました。フレームやバイク全体の外観と相まって、E-MTBであることがわからない人もいると思います。それくらいスマートです。
乗った感じはもう”無敵”の一言
これまではフルサスは重たい、上りがつらいということから、”下り専用”とも言うべき存在でした。夏のスキー場などでリフトやゴンドラに乗り、下りだけを楽しむものだったわけです。
しかし、このeONE-SIXTY 9000は同800とともに強力なアシストユニットの力を借りてどんな急な上りでも平気で登っていけます。しかも、それを複数本走ることが出来るバイクです。ジオメトリも登りやすく、走りやすく、ペダリングも楽しめました。
160mmというと大げさ感が目立ちますが、アシストユニットの威力やジオメトリの軽快さもあり、120-140mmトラベルのフルサスをカバーしてしまうだろうと思います。もはや、その辺りのフルサスMTBを買う理由は無くなりそうです。
走ってみると、下っている時に車重をほぼ感じず、とても軽快かつアグレッシブ、楽しさを存分に味わうことが出来るマウンテンバイクだと思います。価格的に高いと思いますが、買える人は買うべきですコレ笑
MERIDA eONE-SIXTY 9000
サイズ:XS(40cm) S(44cm)
価格:850,000円(税別)
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