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ARGO VENTO R3 k:iumレール
サドル長:265mm
幅:140mm、150mm
重量:213g(140mm)、220g(150mm)
75mm幅部分の高さ:41mm
ノーズ先端から75mm幅までの長さ:114mm
レール:7×7mm K:iumレール
税抜定価:¥15,800
フィジークからリリースされたショートノーズサドルがARGOです。ショートノーズはスペシャライズドのPOWERに端を発し、他社もコピーして”流行って”いますけど、使ってみてわかるのは”こうなるべきだった”ということでしょうか。
深い前傾を確保できますし、その際の骨盤前傾角についても自由度が高く、長時間フォームを維持するには良いと思います。短時間の出力発揮についても対応できますから、何も問題ないです。
むしろ、今までのサドルの先端部分は最初から不要で、そもそもこの形状がベストに近いと思います。穴の位置や形状も良好ですから、会陰部への圧迫は感じません。
よく言われるメリットとしては
・ノーズが短いので股間への圧迫を軽減
・深い前傾姿勢を確保できる
・立ちこぎ時にサドル先端が尻にぶつからない
逆にデメリットとしては
・座れる位置が減る、特に前後
・ポジションが出しにくい
メリットの方は3つとも実感できます。これまで使用していたSMPと比較しても股間への圧迫は同程度であり、むしろ骨盤の角度をサドル側に制限されないというメリットがあります。確かにSMPの方がパワーが乗る気がしますが、その分だけ腰や背中への負担は大きいように感じます。このへんは個人差もあります。
デメリットに関しては都市伝説かなという感じです笑。座る位置が前後に狭いと言いますが、そんな先端に乗ること自体大変稀ですし、特にメリットがあるとは思えません。座る位置をそこまで変化させてしまうと、サドル高を含めてフォームの変化があまりに大きく、非現実的です。もう一つのポジションが出しにくいというのも不可解です。これも前後方向へのスイートスポットを理由にしている気がしますが、このような形状のショートノーズサドルでそこまで狭くなるとは思えません。通常座る位置や範囲内について言えば十分だと思います。むしろ、乗る側のスキルの問題がそうなるんじゃないかと思います。