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二日目、というか現地での初日。午前中は2012 MULTIVAN MERIDA MTB TEAMのプレゼンテーション、午後はMTB試乗。昨晩2時過ぎに解放され、寝たのは4時過ぎだというのにいきなり全開に近い仕事量。
やや南国気分は寒さによって打ち砕かれ、移動時間は長く、着いて早々にスケジュールパツパツと、全然旅行気分になっていませんでしたね。お仕事ですからね。
それにしても目前にズラッと並んだ選手達には壮観という以外言葉が無く、あのあこがれのエリート選手にいつでも話しかけられ、いつでも触れる位置にいる、しかもチームプレゼンが始まる、そんな状況にテンションアップ。
会場はスタジオのように照明や音響がセットアップされ、テレビ番組生放送前みたいな緊張感。僕は堂々と最前列へ。いや、びびってましたけどね。しばらくすると後方には300人以上の各国のプレス、ディーラーやディストリビュータが取り囲む。
それにしてもホセ・エルミダという人はお茶目で優しくて、とても強さのある選手です。開始前には多くのフラッシュを浴びていた彼ら、ホセは他の選手に話しかけ、ポーズをとってふざけたりと、イヤな顔一つせず笑顔で対応。一瞬の隙も見せません。MERIDAチーム唯一の女子選手ガン・リタ・ダール。2002、04、05、06の世界チャンピオン、2004アテネオリンピック金、2003~06ワールドカップ総合王者と女子選手としてジュリアナ・フルタドのWC通算28勝に次ぐ、26勝を挙げています。女子MTB界の女王です。
ガン・リタさん、とにかくBUFFの使い方がお洒落。首に巻くのはベーシックなんだけど、ヘルメットを取った時髪が乱れないように頭に巻いたり、防寒に使ったり、とにかく多彩。スカート履いたりするより、こういうお洒落がスポーツでは良いと思う(きっと世の男性も多くはそう思っているはず)。いや〜、とにかく美しい!
プレゼンテーションは創業者であるIke Tseng氏が亡くなった事へ追悼の意を込めての黙祷から始まりました。
僕は動画録画していないので、Fons Moorsさんの動画をまたも拝借。現地でご本人にリンクして良いですか?と聞いたら「OK」って言っていたので。
そして副社長ウィリアム氏より今後のMERIDAの生産計画等について。
そして、選手紹介。
現在はXCMの選手も多く抱えるMERIDAチーム。もちろん、今年はロンドンの年ですが、それに絞らずとにかく一つ一つ狙っていくよと選手からのコメント。
他の選手のインタビューもFons Moorsさんのチャンネルにアップされてますので、ご覧下さい。
最後に全員が集まってフォトシュートタイム。みんなでランチタイムの後、午後のスケジュールへ。僕たちディーラーはMTBのテストライド、プレスとディストリビュータは海岸沿いに移動してフォトシューティングタイム。夜はスペイン料理のディナータイムという一日。
今回一番楽しみだったことの一つであるMTBテストライドでは、2013年モデルとしてデビュー予定のシークレットなアレやコレ、2012年モデルのトップレンジモデル全てを乗り尽くしました。
O.NINEとBIG.NINEの新たな特性や一面、その違い。29インチが勢いを増す中で26インチフルサスペンションバイクの楽しさ。等々多くの発見と確認が出来た時間でした。とてもとても有意義。
日本国内の細かいトレイルでは感じられない事ってありますね。北米やヨーロッパの視界が拓けたトレイルならではのスピードやスペイン独特の荒れた路面コンディション、そして翌日には雪が待っていたわけですが…。ともかく、”日本国内のトレイル事情は特殊だ”とは思いますが、なんというか、道具を使って生かすも殺すも乗り手次第、ですよね?
だから、国内ではリジッドで十分とか、身長が低い人には29erは乗れないとか、ストロークの深いMTBは登れないとか、それは乗り手の固定概念だったりするかも知れませんよ。
この後で訪問予定のMERIDA EXPERIENCE CENTERの様に本格的な試乗が出来る施設とサービス、今回僕らが体感したことの一端、これらを出来るだけ早く一般ユーザーの皆さんに体感して頂きたいというのが願いです。
ブランド代を多く支払っている人こそ、ちゃんと作っていて安くて良いバイクに乗ってみて欲しいと思います。これはかつての自分に対しての僕の思いでもあるのです。
この度でMTBもロードもしっかり乗らせてもらいましたが、正直MERIDAで良いと思いますよ、むしろ乗りたいくらいです。細かな好き嫌いはあるでしょう、長く乗っていれば。でも機材として、あるいは好き嫌いがまだ無い人には、積極的にオススメします。
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