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島に特有の変わりやすい天気を堪能した今回の旅だったのですが、特徴的なのは朝方の雨。8時くらいまで降っていて、9時前くらいには止む、そんな二日間。
ところが三日目、どう考えても止みそうにない。風もゴーゴー吹いていて、部屋の中から外の樹木が暴れているのが分かるほど。どうしたもんか…。今日もまたテストライドだというのに。
朝食後、2012年のMTBラインアップについてと2013年にデビュー予定のプロトタイプバイクについてのプレゼンテーションをヨルゲン氏から。白い眼鏡にばかり目がいってしまって、僕が最も不得意にするドイツ語なまりの英語を聞き取る能力をさらに低下させる。目を瞑って聞くと、寝ていると思われるだろうか…などと考えたりもして…
海外サイトでも話題のプロトタイプ。僕ら国内ディーラーの評判もすこぶる良く、僕は既に購入を半ば決定しています。だって、楽しいんだもん(笑)「こんな29er乗ったことない」って楽しさで、他メーカーには無いです、同じような乗り味。
さて、しかしながらですね。テストライド開始と共に雨は雪に変わり…
「さむいぃ〜〜〜〜」
それでも、「雪に負けるか!」と1本走ってみた僕ですが、シューズの上、すね、太ももの全てが土混じりの雪に覆われて絶叫。
雪が積もっているだけなら、そんなコンディションでの性能テストにもいいんですが。寒かったりするともうダメです。耐えられない。
それでもバイクチェンジしてもう一度トライしたんだけら偉いよ。でも、今度は完全に先頭意欲を失いました。外で焼いていたBBQも建物内に逃げ込み、そのスペースにはずぶ濡れになって体中から湯気を発生させたテストライダー達で一杯。焼けたそばからソーセージや肉を摘んでは、ホテルへ帰るバスへと乗り込む。「もうダメっす」と僕も撤収。
いやー、だってこの状況ですよ。全然漕ぎ入ってないしw だって、寒いんだもん
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いや、でもすごいのは選手。この日のテストライドでは選手も全員参加。ガン・リタさんはテントから出てこなかったけど、ホセは出てきて写真などのファンサービスに尽くしていた。しかも笑顔。
いや〜、普通あの寒さの中で笑顔出すのはハンパじゃないっすよ。身体も堅くかじかむ位ですからね。厳しい表情になって当然の状況。ところが全くそんなそぶりは見せない。プロ魂見せてもらいました。
ホテルの部屋に戻って、泥落として、ウェア洗って、干して、風呂入れて、ザブン。命の洗濯完了。
と、こんな一日。つまり、踏んだり蹴ったりってことです。この日は頭痛が再燃し、昼寝は出来たけど、気持ちよく寝られたわけではないんですよね。
天候悪化により、翌日はロードオンリーの予定だったテストライドですが、急遽MTBのテストライドがもう一度行われることになりました。
寒波の恐ろしさを再度体感した一日でした。おしまい。