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地図を片手にオリエンテーリング
Eバイクと言えば林道探索?というくらいポピュラーな遊び方です。
マウンテンバイクといえば、”トレイル”をガーッと走り抜けるイメージが強いと思いますが、実際にそこまで本格的な用途で遊んでいる人はまれですし、「そんな山どこにあるの?」というよくある質問にも答えにくいほど、遊べる場所は限られます。要はスキーやスノーボードで言うところのバックカントリーなので、安全面からルートから機材から技術まで、ちゃんと山を知っている人だけが遊べるジャンル。
しかし、林道探索はあくまでも地図に載っているところを走るものなので、市販されている地図や林道マップなどを頼りにしながら、普段は見られない景色や体験を楽しむものです。
このコロナ禍においては、まず他人に接するどころか近づくこともない、とてもモダンなレジャー?だったりします笑
だれでも、どこへでも、気の向くままに
普通の自転車だと、それがマウンテンバイクであっても人力に頼るため、坂を数キロ登っただけでヘロヘロになります笑。さらにもう一つ峠を登ろうという気合のある人は、普段からロードバイクでガシガシ走っているような人だけでしょう笑。
しかし、Eバイクならほとんどの方にとってそれはカンタンなお仕事になりますし、峠を2つ3つと越えていける、そんなルートも描くことが出来ます。
今回も、ルートはなんとなーく決めていただけで、あとは気のままに。
林道探索の楽しさはいろいろな風景や文化に出会えることです。林道だけではなく、それを繋いで辿り着く先の集落や村にあるもの、風や匂いを味わって、ただただ移動することをも楽しむ。それがEバイクスタイル。
※とはいえ、ある程度のルーティングや計画は立ててくださいね。無計画はダメです。機材、体力、経路への最低限の準備は忘れずに。あくまでも、無事故で生きて帰ってくる、それが山の鉄則。人に迷惑をかけたり、最初から人を頼っての行動をしてはいけません。
目的地を決めてそこを目指す必要はありません。
普段の生活では、無駄なことは良くないとされ、目的を達することを目指した最短ルートを行くことが素晴らしいわけですが、旅ではそんなことは忘れましょう。
速く、ラクに、遠くまでではなく、近くでもいいから、ラクに、ゆっくり見て回ることで、これまで体験したことがない偶然が待っているかも知れません。
旅の思い出は風景でもありますが、速いスピードでの移動、あるいは体力的にハードになってくることで、記憶は精神的なものに支配され、風景はあまり目に入ってこなくなります。
Eバイクだからこそ、自転車で誰でも旅ができますよ。
突然現れた手掘りのトンネル
トンネルは時代を遡ると、手掘り、レンガ、コンクリートの順に新しくなります。しかし、中には手掘りで済ませているという場合もあり、その時代背景や地域的な特徴も合わせて楽しめる部分です。
「え?このトンネルは何のために通したの?」
というところまであり、日本の不思議な部分にも出会えます。
このトンネルもなかなかでした。
いくつかある中でもっとも長いトンネルは、昼間でも完全に真っ暗になってしまうので、路面が全く見えませんでした笑。雨でも降った後なら大きな水たまりや深さがあったらどうしようか…と考えていたのですが、そこまでの天候の推移からまあ平気だろうと推測し、出口を目指して進みました。
体力がある方も、ない方も楽しめます
体力は最低限度でも楽しめますし、体力がある方もまたそれを生かして楽しむことが出来ます。
今回のルートは
走行時間:3時間26分
走行距離:57km
獲得標高差:1360m
消費カロリー:1189kcal
平均心拍:117bpm
距離と標高差的にも富士スバルラインを登って降りたくらいなわけですが、そこまで大きな山を登ったという実感はありません。
Eバイクは筋力的な負担が少なく、実は運動としてはとても効率的な有酸素運動が可能なのです。
まずは体力をつけてから…それが今までも自転車の順序でしたが、乗り慣れてさえしまえば、体力的なハンデを抱えていても色々な地形や地域を楽しむことができるのがEバイクの良さです。