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ここ数年の流れで極まってきたことがあります。
メリダやジャイアントはかつて他と比べて一回りは安かったので、安いブランドだと認識されていました。
トップブランドを買えない人が使うものだ、と。
今でも、2012年にあるロード系ショップの店長さんに
「へぇ、メリダやってんだ。なに?それっていいの?笑」
といつもの練習場所で言われたのを覚えてます。
そのお店は50−70万クラスのフレームメーカーをほぼ専門でやっているので、彼がメリダに興味などないのは誰でもわかります。ゆえ、マウンティング以外なんの意味も持ちませんでした。
しかし、2011年からミヤタサイクルさんがメリダを国内でちゃんと売るようになり、そこから数年後、他メーカーがメリダやジャイアントの価格に合わせざるを得なくなってきました。毎年、夏頃になると「あ〜、合わせてきたなー」と思うわけです。あのブランドも、そのブランドも、世界最高峰の性能・品質・生産管理体制をバックに、勝てるバイクづくりをし、そのコストは最高の効率と無駄のない生産マネジメントやロジスティクスによってもっとも妥当なものになっているのですから、意識せずにはいられないのでしょう。
そして来年はついに、メリダやジャイアント以下の価格に設定しないと売り難くなってきているものが出てきています。明らかに古い設計だったり、バランスがよくなかったりするモノはなかなか辛いのでしょう。我々は経験をもとに、写真を見ただけでその自転車の良し悪しやポイントを概ね掴むことができますので、リムブレーキモデルはもちろん、エアロロードでも軽量バイクでも、「お、おぅ…」というものがあります。
メリダやジャイアントはかつての安いブランドから、性能優位性のある妥当な価格のブランドとなり、かつカッコよくなってきています。
そんな時代になったんですね。