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2代目のREACTOから埋め込まれているシートピラーのゴムのことです。これは振動を吸収する目的ではなく、しなるように削ったところを埋めているだけです。MERIDA R&Dでも、振動を吸収するという説明は一度も行っていません。
そもそもはエアロロードとし、シートステイーの付け根を下げた場合、かつシートピラーをエアロ形状にしたり、シートチューブも翼断面にするなどした場合、路面からサドルへの突き上げがひどくなってしまいます。それはREACTOに限らず課題とされていたため、解決策を各社で出し合っていました。エアロロードのはしりであるCERVELOのSOLOIST CARBONに当時乗った際には、あまりの突き上げの酷さに上野周辺から自宅まで15分乗ることすら嫌になったのを覚えています笑
それらを各社の第2世代では解決しはじめたというわけです。
これはその当時のプレゼン資料です。MERIDA R&Dでは、現行世代の他社製フレームセットを購入、テストや分析を行い、それに対してトップを獲れるバイクを開発目標にしています。当時、選手から突き上げの酷さはフィードバックされていましたので、100kgの体重で4.5mmしなるように設計されました。他社ではその半分程度であったため、第2世代のREACTOは大変優秀だと評価されました。それは第3世代になって極まり、リヤのコンフォート性能についてはトップクラスだと評価を確実にしています。
MERIDA R&Dではあらゆるデータについての比較を行い、もっとも速いバイクを開発しています。第2世代の頃からREACTOは世界で最も速いバイクの一つとして常に存在し続けています。